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“嘘も方便”...だからと言って?!

 

世の中には、“多くの真実“と“多くの嘘“が錯綜しています。

 嘘の中には、罪作りな嘘もあれば、潤滑油となるような嘘もある。
 嘘も方便(うそもほうべん)といいますが、これなどは、結果として善に結びつくような嘘は許される、といった意味になります。方(ほう)とは、むき、関心を向けているところ、比べる、正しいetc.の意味。また、便(べん)は、都合が良い、休むetc.の意味。
 すなわち、方便(ほうべん)という言葉からは、“正しい方向性の中に身を置く“などのニュアンスも感じます。

 “嘘も方便”だからと言って、嘘には、少なからず後ろめたさがついて回りますので、決して、嘘を推奨する訳ではありません。嘘も、時には、世の中の潤滑油になる場合がある、といった程度の話です。

 “嘘も方便“が通ずる場面では、良い方向に導くための、やむにやまれぬ事と割り切る。 

 深く考えすぎると、罪悪感を感ずる事もあるかも知れませんが、時と場合。ただ、方便であっても、嘘をつくことのない人間関係を築きたいのは、偽りないところ。