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親愛なるアナタ

 親愛(しんあい)なるアナタ。英語の手紙の書き出しを、日本語に置き換えるとこんな感じです。

 日本語文化の、拝啓、謹啓etc.形式を重んじる文化と異なる米国文化のフランクさが伝わってきます。フランクであることが良いとか悪いとかではなく、感情表現を素直に行う文化に親しみを覚えます。親(しん)とは、親(おや)である父母の事を表すのはもとより、縁つづき、親しい、自分でする等の意味があります。次に、愛(あい)という文字ですが、かわいがり、大事なもとのとしてしたう心、男女が思い合う等の意味となります。

 愛(あい)という文字をじっと眺めていると、その文字の中に、心(こころ)、友(とも)という字が組み合わさってできていることに気がつきます。心の結びつき、それも愛しみ(いつくしみ)に溢れんばかりの心の結びつきを感じさせます。

ラブ♡…ラブ♡…

 深い縁のつながりが、溢れんばかりの愛情となって表れて来た時とか、誰かに心からの思いを伝えたいときに、日本式の形式的な文章ではなく、Dear My ×××を日本語に置き換え、”親愛なる私の…”とでも書いてみたらどうでしょう。

 思いもかけぬ手紙やメールに苦笑するか、あるいはあなたの思いが、相手の心に真っ直ぐに伝わるかもしれません。