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今の憲法では、日本を守れない

 今日5月3日は、憲法記念日です。そう言うことで、今日は、憲法(けんぽう)について考えて見ることにしました。

 世界は、今、ロシアのウクライナ侵攻に端を発して、世界規模の戦争危機に直面していると言っても過言ではありません。日本も例外なく、ロシア、中国、北朝鮮などからの挑発的な軍事圧力の中にあり、そうした危機感の高まりの中で、国家安全保障上の様々な課題が浮き彫りになっています。

 その中の大きな課題の一つが、憲法改正です。日本は、先の大戦、取り分け日米戦争での敗戦の結果、米軍に押しつけられた“占領憲法(けんぽう)”(=今の日本国憲法)を、戦後70有余年、改正努力を放棄したままで今日に至っています。

 何故、憲法の抜本改正が必要なのか?ネットをググれば、その理由は山のように出てきます。

 現行憲法は、占領軍総司令官のマッカーサーの指示で、たった6日で作成された英文憲法草案を、押し付けられたもので、当時の外務大臣の吉田茂氏と、松本烝治国務大臣(憲法問題調査委員会委員長)の両氏は、驚愕と怒りで震えたそうです。そういう中で、もはや、近隣の反日国の中韓などに気をつかって改憲論議を控えるような愚行は、止めるべきでしょう。

 私たちの日本国と日本国民の安全保障のために、早急に、憲法改正論議を始めなければならないと考えています。

 ちなみに、憲(けん)とは、基本の法則、掟(おきて)、国の根本の法律等の事です。また、法(ほう)とは、裁判の基準、掟、社会生活上の規範。また仏教では、仏の説いた真理を意味する場合もあります。

 従って、憲法(けんぽう)とは、“国家として必要な社会規範・根本を規定した法律”の事です。憲法(けんぽう)の位置づけを考えた時、日本国憲法が、現行のままで良い筈がありません。憲法は、日本の根本規範です。

 政治家の中には、拙速は避けて・・等と言う人もいるが、戦後70有余年、もはや拙速どころではなく、超遅すぎ。

 日本国憲法の改正論議を積極的に重ねるべきですね。そして、国の規範足る憲法を、日本人の手に取り戻す絶好機です。端的な条文では、「憲法第9条」(戦争放棄)では、日本は守れない。ウクライナへのロシアの侵略戦争が、不幸にもそれを証明してしまった、そんな客観的な国際情勢から、日本国憲法の改正が喫緊に取り組む最優先事項で有ることは、ある意味、大変な時代に突入しつつあると言うことを意味します。

 占領軍が押し付けた占領憲法は、本当の意味での、日本国憲法ではありません。

 これはダメですね。日本の未来のための日本の社会規範として、もはや日本国憲法の仮面を被った占領憲法は、役に立たない時代。今こそ、日本の経済社会、文化、自然など様々な要素を踏まえた新しい日本国憲法が、私たち日本国民にとって必要だと強く感じています。