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百合(ゆり)、その強靱な生命力

夏に咲き競う、百合(ゆり)の花言葉をご存じでしょうか。純潔・威厳・無垢・甘美、無邪気等です。また、仏教的には、”清浄”を意味する花だそうです。

 確かに、百合の花には数多くの種類があり、花言葉も、清楚とは全然別の、威厳と言う言葉があることも良く分かります。球根で増える百合、種が飛散して増える百合、また、色も白から赤から、ピンク等実に多様です。毎年、百合の季節に感ずるのは、夏の暑さとともに、百合の強靱な生命力でしょうか。まさに、威厳という花言葉がぴったりです。

 さて、百合(ゆり)という花の名前に、どんな意味が含まれているのでしょうか。“百“一文字では、”ユ”という読みが出てこないので、”ヒャク”の意味を見てみます。数が非常に多いこと、十分、と言った意味になります。

 “合“も、”リ”という読みでは出てこないので、”ゴウ”という音読みで意味を探ってみると、いっしょになる、あわせる、戦うこと等の意味があります。天文学的には、”太陽と惑星が重なり合って見える現象”のことで、予言者たちが不吉な現象という”惑星直列”のことを指しているようです。百合(ゆり)の花からは、何か不思議な力を感じます。

百合が咲き競う夏。コロナで翻弄される世界と日本。百合が持つ、その強靱な生命力が、日本と日本国民に、強靱な力を与えてくれることを祈りたい。