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些事の大切さ

 

些事(さじ)に神が宿る。

 些事(さじ)の“些(さ)“は、少しばかり、いささか、僅か等のこと。“事(じ)“は、事柄、人の行為、奉仕する等のこと。些事(さじ)とは、小さな事柄...といった意味になるのでしょうか。言葉のイメージは、取るに足らない事といった否定的な一面もありますが、その根には、人間としての精神性の高さも感じさせます。

 些事を大切にすることが、全体を高める。これは企業等の組織マネジメントにも通じる事でしょうか。数名の幹部が脚光を浴びるのも、実は、それを支える大勢の社員達による的確な仕事があればこそ。

人は、とかく易き方向に流れがち。

 できることなら、努力をしないで一攫千金を成し遂げたい。そんな事、冷静に考えれば有るはずもない。些事に神が宿る精神で、如何にして、些事を大切にしながら歩むのか。そんな気持ちを暖めながら進みたい。