妖精茶会を開いた話
本来なら春分や夏至や秋分などの節目に行うのが理想的ではありますが、
この度、ふと思い立って見様見まねで妖精茶会を開きました。
このご時世、おひとりさまでも草木の気配さえあれば、
そこに宿るお近くの妖精をお招きして、
十分に楽しむことができると思います。
愛先生も道端に咲いていた雑草の花を綺麗に飾っておられました。
妖精は植物の成長するエネルギーそのものですので、
特に夏至の時期には妖精に出会えるとのことです。
さて、妖精さんは草木を切る金属を嫌います。
とはいっても人間的には庭の草をそのままにしておくわけにもいかず、
夏至もとうに過ぎた先週、
伸びに伸びた庭の草を綺麗に刈り取ったばかりでしたので
お詫びも込めて、ご招待してみました。
【準備したもの】 お好きな草花、お好きな石(最低でも2つ⇒カチカチと音をたてて妖精さんをお呼びします)、ドーナツにクッキーやチョコなどの甘いお菓子(できればケーキとかが良かったかもしれません)、お好きなお茶・ハーブティー(12星座のふたご座のラベンダーハーブティーにしました)、お好きな音楽(いろんなためいきさんのクラリネットの音楽にしました)、その他窓を開けて風と共に妖精さんが入ってこれるようにしました。
妖精さんをお招きする時やお帰りの際に石をカチカチと鳴らすのですが、
今回はラブラドライトのブルーとピンクの磨き石で行いました。
草花を飾って、石を鳴らし、音楽をかけてお茶会が始まりました。
すると不思議な事に先程まで何ともなかったお腹が急に痛くなりだしたのです。
妖精茶会では必ずハプニングが起こると言われていますが、本当に起きるとは。
これはなにごと!?と思いましたが、
きっと妖精のお試しに違いないと思いましたので、
先程、花瓶に差した薔薇の花をよく見てみると、
なんと茎の部分に小さな虫たちがおり、
花瓶の水に浸かって苦しそうにしていたのです。
一匹は完全に水に浸かっていて弱りかけていましたので、
すぐに引き上げました(ごめんね)
優雅にお茶会しようとしていたせいで、
なんだか申し訳ない事をしたなぁと思いつつ様子を見ていました。
お腹が痛くなったことは、虫の知らせか妖精の知らせか。
きっと妖精のお試しだったのかもしれません。
しばらくして、一番下にいた一匹が次第に元気を取り戻すと共に、
不思議な事に腹痛も治まって行ったのでした。
やはりお試しでしたね。
草の上をてくてくと歩く小さなお客様を眺めながら
今回はまったりとしたお茶の時間でしたが、
次回秋分には色々な方法で楽しく妖精さんたちをおもてなししたいところです。
是非、窓を開いて、美味しいお菓子を準備して、
目に見えない妖精さんをお招きしてみてはいかがでしょうか?
新しい視点に気付かせてくれるかもしれません。
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