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本日の遊行メモ #013

法螺)

大太鼓)下駄打ち、裸足打ち

潮踏み)左右入れ替え打ち

バランスボード)
横乗り、縦乗り、脚そろえ、前後歩き、片足立ち
逆立ち 縦横、腕立てゆらゆら


◯ 太鼓を打つ稽古のときはリズムマシーンを使っている。
地打ちというベースのリズムをスピーカーで音を出し、それに合わせて自由に打つ。しかし、この「自由」というのはなかなかのくせ者だ。自由だからいろいろなリズムを打てばいいのだが、意外と同じことの繰り返しになる。
かといって、ガッチリと意図をもってあるリズムをやったとしても、そもそもその意図自体に飛び抜けた発想の飛躍はないものだ。

変化を自分で起こすのはけっこう難しい。 内弁慶に自力に頼っては、大きく変わりはしない。 だからワタシは、いつもなにかココロが惹かれるもの、興味を感じるものにどんどん触れていきたいと思う。 そうしてココロを震わすことで、自分の内から自然な変化をうながす。 自分の小さな意図を超えて、勝手に変化しちゃう状態にしてしまうのだ。
※これを私は「しちゃう理論」と名付けている。

ところで、先日新潟に行った時にちょっと時間が取れたので、美術館に行ってきた。 昭和のキャバレー王、福富太郎さんが収集した絵の展示会だった。 タイトルはずばり「コレクター福富太郎の眼」。
有名作家の名前ではなく、自分でピンときた絵を集めた、と解説にあった。
いや、とにかく素晴らしかった。 観ていて泣けてきた。 なんどもさまざまな展覧会を観てきたが、こんなに心震えたのは初めてだった。

福富さんは自分のことを、こころから愛し信じて生きたのだと思う。 集まっている絵に芯が通っている。 なにかしらテーマを決めて学芸員が集めたのではない、精いっぱい生きてきたひとりの人間の生き様が伝わってきた。
最後コーナーにあった、 松浦舞雪の「踊り」
観れば観るほど、後ろ向きで踊っている女の子に惹かれる。 生命が溢れ出て体が勝手に動き出した様を捉えたようだ。
女の子の気持ちが伝わってきて、心が嬉しく、愉しくウキウキしてきていっしょに踊り出したくなった。

ココロ弾む、魂が喜ぶ体験。
おすすめです!

毎次毎日、変化と発見がある。
ここには、ワタシだけの真実がある。

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佐藤健作公式WebSite http://tihayable.jp/
Demonstration Movie https://vimeo.com/72881288

舞台作品 Digest Movie
Kensaku Satou 和太鼓奏者 佐藤健作 / 鈴木弘明 監督作品集https://www.youtube.com/playlist?list=PLqBkVPZ04p4PEd2bXt8mtg-0bcY6HmMP1

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