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老齢年金の最適化:定年後の年金増加の方法

定年前は、毎日仕事に追われる日々でした。(まぁ、今でもですが)
あんだけ仕事に追われると定年と共に仕事をリタイヤする事も考えてました。

60歳リタイヤとなると心配なのは、やはり老後資金
老後資金の柱となるのは、やはり年金ですよね。

年金受給は、65歳からなので60歳でリタイヤするとなると、
60歳~65歳までが無収入となってしまいます。

60歳~65歳で退職金やら貯蓄切り崩しで乗り切ることは可能としても、
65歳から先の老後資金に手を付ける事になってしまいます。

それなら65歳からの老齢年金を少しでも増やす事が出来れば...
60歳で仕事をリタイヤしても安心できます。

そこで何か年金を増やす手立てはないかを調べました。
そこで新たに判った事というか、年金システムの構造を理解しました。
何事もですが知識は武器ですし、恩恵を得られますね。

65歳からの年金額は、老齢基礎年金+老齢厚生年金で決まります。

ワタシの場合、社会人となったのが限りなく24歳に近い23歳でした。
つまり、20歳から3年以上の間は、年金未納です(汗)

これが老齢基礎年金額に効いてきて、65歳からの受給額は満額の約78万円/年間には届きません。

しかし、現在の年金システムはとても優秀で60歳以上も働くことで...
老齢厚生年金を増やす事ができます。

老齢厚生年金額は、報酬比例部分+経過的加算 で決まります。
報酬比例部分は、何歳であっても収入に比例して増えます(最大値はあるけど)

重要なのは、経過的加算の部分です。(これが今回新たに認識したポイント)

年金の納付が40年(480ヶ月)に満たない人は、60歳以上厚生年金加入で働くことで、経過的加算部分が加算されます。

この経過的加算部分を加算する事が老齢年金を増やすポイントと判りました。

報酬比例部分は、その名の通りで貰った報酬に比例して増えていきます。
それに対して経過的加算分は、納付が480ヶ月になるまでは、報酬に関係なく一律で増えていきますし、なによりその加算額が報酬比例部分よりも効率が良いです。

ざっくりとした計算だと1ヶ月働くと年金額が約1600円増えます。
1年働くと約19200円の増加
これが年金納付が480ヶ月に到達するまで増え続けるのです。

学生だったりして年金未納だった分を60歳以上の労働で補えるシステムです。
老齢基礎年金が満額(480ヶ月分)に満たない人の年金を老齢厚生年金の経過的加算で補い、トータルで満額で出来るのです。

年金って頭の良い官僚の方々が作っているだけあって、よく出来ているなぁと感心してしまいました。

って事で、少なくとも60歳以降も3年以上は働いたほうが良いとの結論に至りました。

でも経過的加算分は、報酬に比例しないので厚生年金に加入している会社で働きさえすれば定額で増えていくので報酬が低い軽微な仕事でもOKという事ですね。

無理に現在のような長時間・高負荷でメンタルに厳しい仕事でなくても良いのです。

定年後は、ワークライフバランスを考えた仕事を探したいと思います。
現在は、再雇用で仕事の内容は、定年前とほぼ同じですが、少しでも負荷の少ない仕事に出来るかも日々模索です。

あと定年後も会社勤めをする事で健康保険への加入などのメリットもありますよね。

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