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今年の贔屓ロイヤルズを振り返ってみる

今年のMLBは、コロナ禍の影響で開幕が7月終盤と遅れ、例年の162試合から半分以下の60試合と言う超異例のシーズンとなった。
私の贔屓球団であるKCは、今年も主力が相次ぎ離脱をし、チームの成績もシーズン終盤まで地区最下位争いと低迷をし、決して良いシーズンとは言えなかった。
ただ、個々の成績を見ると将来に期待が持てる躍動が見られた。
まずは、何といってもリリーバー陣の成績が世界一に輝いた14年15年の黄金ブルペン陣を奮闘させるような著しいものだった。

シーズン途中にSDに放出されてはしまったがローゼンタールの復活を筆頭に今年から15年の黄金ブルペン陣の一角だったホランドの古巣復帰、終盤は打ち込まれてはしまったがバーロウの躍進、ハーンのシーズンを通した安定ぶり、そしてストーモントの飛躍である。

最終的な年度防御率(投球回)
ホランド ERA1.91(28回1/3)
ハーン ERA0.52(17回1/3)
ストーモント ERA2.45(25回2/3)
ジマー ERA1.57(23回)

個人的に選ぶ今年のロイヤルズのMVPはストーモントだと言っても過言ではない活躍ぶりだった。
7月に開幕したMLBだが、9月の序盤まで驚異の防御率0.5点台と安定をし、その後少し打ち込まれたもののそれでも最終的には2.45と打高のMLBでは頼もしい成績だ。

ゆったりとしたフォームから繰り出される最速102マイルのファストボールは圧巻だ。

今年のストーモントは、今シーズンのMLB全体でもこれだけ(上記)の項目でトップクラスの成績を記録した。

将来は、球界を代表するようなリリーバーに成長することは間違いないだろう。

次に盗塁王のタイトルを獲得したモンデシー。
シーズン序盤は、上位から中軸、下位と打順を下げ、挙句にはスタメンを外れ持ち味も生かせず物凄く苦しみを味わったシーズンであったと思う。
ただ、シーズン中盤から特に終盤にかけては一気に調子を上げ、一番最後の週は球団記録を更新する安打数を稼ぎ、ア・リーグの週間MVPに輝いた。
そして、遂に念願の盗塁王の初タイトルも輝いた。
昨年、一昨年は、驚異の盗塁成功率を記録しながらも長期離脱もありトップと数個差とタイトルを逃していた。
フルシーズンを戦え抜ければ年間60盗塁は軽々記録できるだけの力はあるだけに、将来が楽しみで仕方がない選手だ。

次にペレスだ。
チームに残る数少ない15年の世界一メンバーの主力でありリーグを代表するキャッチャー、フランチャイズプレイヤーの一人。
ただ、近年はシーズン途中で長期離脱が目立ち、昨季は一年丸々棒に振った。
ペレスは、持ち味の長打、特に守備面では絶大の信頼はあるが、フリースインガーぶりが年々悪化し、打率が低迷していた。
ただ、今年も中盤で長期離脱をしたもののフリースインガーぶりが改善され打率も安定し、本塁打数、長打もろもろ主要項目でチーム1位に輝いた。

他に16年のMLBドラフト全体2位指名でプロスペクトランキングでも常にランクインしていたトッププロスペクトのシンガー、同じく同年ドラフト1巡目のブビックのメジャーデビュー、躍動と将来が楽しみで仕方がない。

初めにも記載したがチームの成績は決していいものではないが、このように期待の持てるプロスペクトがたくさん出てきているのは今後の希望だ!!

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@tigerzett0529

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