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旅をしよう、GWプチ聖地巡礼

How do you do?ご機嫌いかが?という事で今回はGWに行った軽井沢ー横川のゆるキャン聖地巡礼の様子です。GW中に書き始めたのにも関わらずまさかの3ヶ月放置してました。最近ウマ娘で推しの供給が無く枯れかけているので他作品にも手を出してしまいました、オタクの悪いところ...

きっかけ

皆さんご存知ゆるキャン、主に山梨が舞台の作品ですが最新刊でなんと私の地元がフューチャーされてるではないですか!と気が付いたのが去年の12月くらい。COMIC FUZで読んでいると軽井沢駅から旧道にかけての道全てに見覚えがあってニヤついてました、が!当時は旧道が災害で通行止め&雪でバイクでは到底走れない...という事で春まで待っていました。3月下旬には通行止めも解除され、だんだんと春の陽気に。GW前半の予定も考えてなかったので急遽帰省がてら聖地巡礼というものを初めてしてみよう!と考えた訳です。

聖地巡礼ルートと計画

細部は省略しますが彼女たちは甲府から電車に乗って軽井沢へと来ましたがその道中の乗り換えである小淵沢と佐久平はまさかのすっ飛ばすという展開。作者は思い切ったなぁとか一瞬思いましたが確かに駅の周辺で取り上げる所は...と聞かれるとどうなんでしょうか?(佐久平の小海線から新幹線に乗り換える通路は結構面白いと思いますが)。そこから碓氷湖のカフェへタクシーで向かい、アプトの道を歩きながら横川鉄道博物館を観光し横川から高崎へと向かう...内容が最新刊に収録されてます(名称は漫画準拠)。

私は彼女達のように体力おばけでは無いのでバイクで各所を巡ろうと計画。案外バイクだけでも旧丸山変電所跡以外は気軽に巡れる事が判明したのでアプトの道を歩くのは諦めてバイクで行けるだけ行けるルート計画を(脳内)立てました。アプトの道は夏休みにでもまた歩いてみます。そして本当は1日で巡ろうとしてましたが中途半端に雨が降っておりコンディションが悪そうだったので2日に分けて巡ることにしました、実家近くのメリット?でもあります。という訳でここから話数とコマ毎に写真を撮ったので漫画が手元にある人は見比べて貰えると楽しいかもしれません。

第90話 ちょっとだけ軽井沢、気づいたら群馬

「小淵沢ついたーっ!」
「いえ 軽井沢です」

不動産屋の辺りから撮影、客観的に見てみると遊歩道が面白い形してますよね。

「うわっホントだ!」
扉絵
「斎藤先輩タクシー乗り場行きますよ」
「んぅー」
「できる後輩だ...」

緑の芝シートは冬場のスキースノボでのキズ防止の為に敷かれてるんですかね?

「えっと 碓氷湖の前のカフェまでお願いします」
「あぁー『クラブマン』ですね」
「そうです」

軽井沢のタクシーはほとんど黒一色、車種もクラウンコンフォート。都内でよく見るJPNはココ最近やっと導入されていたはずです。左手側には横川駅へ向かうJRバス関東の定期便がありますが便数が少ないのでタクシーを使う人はリアルでも結構居そうです。

「へぇー 碓氷湖からアプトの道を歩いて横川までですか」

矢ヶ崎公園と大賀ホール前の道です。ここを右に曲がると軽井沢プリンスショッピングプラザの方に向かいます。

群馬県境、右側の看板が通行止め中の際に置かれてた看板?
「おぉー 群馬入ったねぇ」
「入りましたね」
「へー 安中市かぁ」

カントリーサインはこの先のめがね橋。安中市といえば新幹線が止まるのに秘境駅扱いされる安中榛名駅なんかがあります。

「おぉー」
「おぉ...」
「おぉぉぉー」

道は完璧に一致!という場所は見つけられず、走りながら探すのは危険&停める場所がバイクでもギリギリ...なので恐らく架空orいくつかのイメージで書かれたと予想(ここまでバンク角のついたカーブはありませんし)。カーブの番号が書かれている看板が書かれてば特定出来ましたが...

「もうじき熊ノ平の駐車場ですよ」

漫画内ではぐんまちゃんの描写はオミットされてました。ドウシテ...

熊ノ平駐車場

普段は賑わってますが生憎の曇り模様とGW間の平日なので車は1台も居ませんでした、寂しい。

「じゃあ急いで行ってこよっか」
「はい」

結構急な階段でぬかるんでる箇所もあります、そして熊注意の看板もあるので少し怖いですね。体感ではこの辺りに出てくる事は少なさそうですが熊鈴を付けたりして対策はした方が良いかもですね。

「おぉー」
「ここが熊ノ平駅跡アプトの道端っこかぁ」
「かつて碓氷郡松井田町に存在した国鉄信越本線の駅...100年以上も前に出来た駅なんですねここ」
「雰囲気あるなぁ」
16巻の書影と、余談ですがこの辺りは楽天とau、ソフトバンクの回線も圏外だったのでロケーション探しに実物の漫画は大活躍しました。

この辺りは人が居ないとちょっと怖いですね。入れないトンネルの奥とか、昔碓氷峠を通る度ちょっと恐怖心を抱いていました。彼女達は自撮りをした後めがね橋へと向かいます。

「あ、そろそろめがね橋見えてきましたよ」
「めがね橋です」
「いえーっ!ぐんまさいこー!!」

歩く人は大体この手前の駐車場に停めてから横川駅等に向かって行きますね。一応県民ではありますがめがね橋の上を歩いた事がありません、今度ちゃんと歩きに行こうと思います。

「群馬旅行楽しんで行って下さいね」
「はい」「ありがとうございました」

...とまさかの店が既に閉まっていた為一日目はまさかの終了!もう少し早い時間に行けば良かったですね(この時点で17時位)本来ならガッカリポイントですが家が近いので無問題です。

余談、ブラインドコーナーで見えなかったモンキー達、碓氷峠には旧道バイパス含め沢山生息してます。

という訳でここからが2日目、コーヒハウスクラブマン(コーヒーハウスミニミニ)からのスタートです。

「今10時43分」
「カフェで少しだけ休憩して11時」
「そこからアプトの道を終点まで歩いて12時」
(お、わんこだ)
原作の取材時から看板の位置が変わっているそうです。
「こんにちはー....」カランカラン

わんこは残念ながら顔を出しておらず。自分が小さい頃は店の前に沢山のレストア待ちの旧車車両が転がっていて「なんの店なんだ...?」と首を傾げていましたがカフェだったのか...と地元民ながら驚きました。因みにこの話をしたら「よくそんな事覚えてるね〜」と会話が弾みました。

「おぉー」
(オーナーは車が趣味なのかな?)
彼女達が座ってたテーブル席

店内の内装は変わらずミニの写真で沢山。オーナーの奥さんがお店を切り盛りしていてこの時はお父さんも一緒に居て色々お話をしてました。
単行本に描かれてるカレンダーの写真を見て「これは取材した時のカレンダーまんまだから202○年の時やな」とマニアックな考察(?)で花を咲かせました。漫画には描かれてませんでしたが個人的にはバイク写真も沢山あったのでどちらかといえばそっちにも興味があったり。

アイスミルクティーと野菜サンドイッチ、ゆっくりと休憩するのに最適です。
オーナーの愛車、2桁ナンバーがその愛を物語っていますね。
「ごちそうさまでした」
「横川まで気をつけてねー」
「車好きなオーナーさんでしたね」
「ねー」
「オーナーさんの丸いライトの車かわいかったよね」

と彼女達はここからアプトの道を歩いて行ったようです。因みにオーナーさんのご好意でここに停めて歩いて行く事も可能だそうなのでカフェを利用して歩いてみたい方は是非。私は文明の利器(ハンターカブ)があったので道中を軽くすっ飛ばしましたが今度はちゃんと歩いてみたいです、というかします。

第91話 アプトの廃線さんぽ道

この辺りはバイクで走っていっているので前半は殆ど飛ばしてしまっています、それにしてもキャンプ道具をキャリーで運びながら足元悪い中歩いて...改めて体力おばけですよね。

「碓氷の湯まで来たねー」
「ここで1/4くらいかな」
「結構早かったですね」
「あれ、なでしこちゃんこれって駅かな?」
「うん」
「寄り道して碓氷の湯にも浸かって旅の疲れを癒して行きたい所だけど...」

碓氷の湯は何回か行ったことがありますが火事になってリニューアルしてからは行った記憶がありません、施設が広くて楽しい所なのでここも改めて行ってみたい所です。にしても裏側の駅は初めて見ました、ここを鉄道文化村のトロッコが走ってたとは...

ここから旧丸山変電所跡、高速道路の橋、碓氷関所跡へと彼女は足を進めますがどこもバイクでは入れる場所では無いので泣く泣く断念。聖地巡礼の意義とは...?となりますが私が楽しければオーケーなので(?)

\ついたーーっ!!/

看板にも書かれている通りここがアプトの道の起点です。すぐ近くには横川鉄道博物館(碓氷峠鉄道文化むら)があります。

第92話 横川鉄道博物館へようこそ

「おっ」
「早速レトロな電車が置いてあるよ!」
「ほぉぉーいいねぇー」
「なでしこちゃんこれはどんな電車なの?」
扉絵
「この入り口はめがね橋をイメージしてるんですかね?」
「あぁーそれっぽいねぇ」

さてここからは碓氷峠鉄道文化むらです。私がここを訪れるのは10年振り以上だと思います。他鉄道博物館とは違い主に屋外展示なのが特徴ですね。碓氷峠周辺で活躍した鉄道車両がフューチャーされてます。

「小さい子供連れの家族が多いね」
「GWだしねぇ、それに子供は乗り物好きだし」
「この電車も雰囲気あるねー」
「カラーリングが昭和っぽいですね」
「ほらあの辺がくちばしでここは羽っぽいし」
「んんー?」

目が濁ったトーマスは原作では普通の機関車になってました。昔はこの中に入れた気がしましたが訪れた時は入れませんでした、無念。

「昔の電車ってゴツゴツしてるのにどこか動物っぽい所がいいんだよ」
「ほら、あっちの電車はフグっぽくてかわいいし!」
「ふぐ...かなぁ?」
「なるほどねー」
「確かに動物園の感覚で見て回ると面白いかも」

青い電気機関車のEF6310は能登復興の一環でヘッドマークが付いていますね。車体のカラーリングと相まって似合います。

「中はこうなってるのか」
「へー、電車を運転するシミュレーターまであるんだ」
「それだけじゃないよ恵那ちゃん」
「これ地味にお金かかるね、それを何回もって...」
「完全に大人の趣味ですね」

ここでは実際に電気機関車の体験運転が出来るくだりが入ってます。実際に歩いてる際にも体験運転(と思われる)車両が走ってました。実際費用とか幾らくらいかかるのでしょうか...?

「スチームパンクぽくてちょっとかっこいい」
(確かにフグっぽい)
「おー」
「あったあった」
「これが一番見たかったんだ」
「ちょっとこの下見てみて」

ここではアプト式機関車が展示されています。昔ながらの腰高な車両がかっこいいです。余談ですが通ってた小学校に型は違う物のアプト式機関車が置かれていました。軽井沢駅から線路を敷設して小学校まで運んだそうな、上級生の誰かが中に侵入した言伝えとかありましたね。(その噂が流れた後、南京錠で塞がれてたので多分ホント)

「ここの歯車を地面に埋め込まれたギザギザに引っ掛けて、あの急坂を登ってたんだって」
「裏側にこんな物が」
「こっちのアプト式は...茶色いしライトが一個だけついてるから太ったアンコウかな?」
「あれ恵那ちゃんどこ行った?」
「あれ」
「ここだよー」

この後にはオートキャンプの貼り紙を見て来年も行く事を決意する彼女達、私も偶然GW期間中に行きましたがこのポスターは見つけられず。今年も開催していたのかな?

「それでアプトの道も熊ノ平から歩いて、クラブマンでご飯食べて、温泉も入ってトロッコ列車も乗ったりします!」
「そうだねぇ」
「クラブマンはもう一度行きたいです」
ピピピピピッピピピピピッ
「む」
「園内を一週しましたけどそのまで時間かかりませんでしたね」
「まあ私もなんとなく好きってだけで全然知識ないしね」
ちなみに横川駅の目と鼻の先には
横川名物の釜飯屋さんの本店があるのですが
今日はこのでゆっくり食事をする時間が無いため
名物の釜飯は明日野反湖へ向かう電車の中で食べる予定に変更

...と16巻ではここで一区切りです。この後高崎方面へと向かう彼女達でした。

聖地巡礼というには要所要所を端折ってしまいどうにも不完全燃焼感は否めませんが...最新話では伊香保温泉や榛名山周辺を旅しているので今度は彼女達の旅をトレースする要領で観光がてらの聖地巡礼もアリですね。

それではまた次のnoteでお逢いしましょう。


オマケ、今回のレコメンド楽曲です。ベトナムに行きたくなります。

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