ジュラシックパークのファンが5部作に順位を付けるなら1位と2位は確実に決まっていると思う【映画レビュー】

金曜ロードショーでジュラシックワールド炎の王国をやっていましたね。
ジュラシックパークのシリーズは現在5作制作されています。邦題で並べると、
-ジュラシック・パーク
-ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
-ジュラシック・パークⅢ
-ジュラシック・ワールド
-ジュラシック・ワールド 炎の王国
の5つです。
シリーズ物の映画の宿命として、どれが面白いかという議論になりますが、多分ファンなら1位と2位は異論なく決まると思ったので書いてみます。
※核心的な部分は突きませんが、微妙にネタバレを含みます。

ちなみに私がどれくらいのファンかと言えば、一作目の公開中に映画館に足を運んだ小学校2年生からのファンで(観た1週間は恐竜に襲われる夢でうなされた)、それ以降2作目以外はすべて映画館で観ています。(1作目好きすぎて2作目は映画館に行けず、後から観ました)

さて、それでは順位の1位と2位を紹介しましょう。

第1位

まず、第1位は紹介しましょう。それは間違いなく1作目ですね。1作目を1番に挙げずにジュラシックパークファンですなんて言う人はいないと思っています。理由は大きく二つあると思います。
一つ目は当然、1作目が持っているアドバンテージです。シリーズの最初なので、初めて見ることで生じる新鮮さ、定番やお約束もありませんから、代位1作は何が起こるか分からずにみることが出来ます。特に1作目は人の善悪関係なく恐竜が襲い掛かり、生き残るパターンというのが見えてきませんから常に緊張感があります。
二つ目は、シリーズで最も恐竜が不気味であるという点です。後半になるほど登場する恐竜の知性が高まりますが、目的や考えが見えてくるほど理解できる存在と感じてしまいます。シリーズ1作目では、見た目や行動を含めて、恐竜が何を考えているのかわからないという恐ろしさを感じます。最新作に比べれば表現が豊かに見えない表情も、かえって無機質に追い詰める獣として演出され、今見ても不気味さが残ります。
この二つだけでなく、後の映画界で様々に引用される特徴的な表現・演出も多数あり、放映から20年以上たっても象徴的な作品です。

第2位

これは第5作目「ジュラシック・ワールド 炎の王国」でしょう。意見が分かれるところかもしれませんが、この5作目を見ると2~4はやはり1作目の焼き直しであり、2作目以降新しい映画として挑戦したのは、この5作目だけではないでしょうか?
例えば4作目は特にジュラシック・パークのいいところをふんだんに取り入れたファンサービス全開な作品で楽しいのではあるのですが、あくまでジュラシック・パーク的な作品におさまっており、先ほど1作目で語った何が起こるかわからないという点は大きく薄れています。(過去作とのリンクを探すのは楽しかったですが)
ネタバレになるので詳細は控えますが、5作目は、舞台も大きく変わり、結末も定番から外れた予想を超える内容となり、6作目をまた映画館で観ようと思わせる作品でした。

というわけで、ジュラシック・パークファンなら1作目と現時点での最新作5作が上位1,2というお話でした。3位以下は全会一致とはならないと思います。

ただし、ジュラシック・パークを今から観たいと思ってる人は、この2作だけを見るのはお勧めしません。時系列の作品ですから、やはり1,2,3,4,5と観ないと話は楽しめないでしょう。
大筋をざっくり知りたいのであれば1→4→5でも可能ですが、やっぱりつながっているので2,3は外せないでしょうね。



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