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手を使って人間を誘導するネコ

ピアノを聴きに来るネコ(実は違ったという話)を見てそれを覚えてしまったまた別のネコ。。ピアノのベンチのほんの15cmのスペースでも眼ざとく発見、着地し頭ナデナデやカキカキ(何でもいいようだ)を催促する。ピアノを聴きに来ているわけではないのがコンファームされたのは、私がヘッドフォンをしていても(しながらピアノを弾いていても)同じだったためだ。このベンチに座っていることが、私が彼らのマッサージのスタンバイをしている合図となってしまったようだ。

ネコによる要求の表し方はいくつかあるが、たくさん世話してきた中でもこれは初めてだ -- ルビーは手を使って私の手や顔を誘導するのだ。ピアノのベンチでは私の手を鍵盤から彼女の頭に持って行く。その後2分くらいマッサージして私の手が鍵盤に戻ると、まだ終わってないとばかり同じ動作をリピートする。これを数回繰り返すととりあえず満足するようだ。

寝ている時もこれをやるようになる。ごはんが欲しいわけでもない、ただ頭が痒いのか(でもないだろう)、単に思い出しただけなのだろう。昼間同様に手を使って、私の顔を首のあたりに座っている彼女の顔の真ん前に持っていく。

「なーにルビちゃん。。モゴモゴ。。」

と言ってまた寝に帰ろうものなら、再度手を使って「こっちを向け」か「来たよ!」なのか、とにかく頭をかくのを催促するのである。真夜中に、そのために起こされる。しかもこの時の猫の手のチカラはかなり強く、睡眠から覚めかけてすらいない人間としては無力だ。
 私はネコのような柔軟な睡眠サイクルを持ち合わせていないので、少し困っている。彼女が飽きてくれるのを心待ちにしよう。


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