見出し画像

知財ってな~に?

知財って何だと思いますか?
知財って、武器です!地雷です!銃です!
知財って、新しいモノを世界初作った人に、一定期間の排他的権利を与えるために生まれた制度です。
なので、本質的に、知財って、実は、既得権益層に与えた後発者を攻撃するための武器です。

それでは、
世の中には、この知財と言う地雷がどれぐらい存在すると思いますか?

広い範囲での知財というのは、著作権なども含めたすべての無形資産になります。
狭い範囲での知財ですと、特許、実用新案、意匠、商標になり、特に、実用新案は中国以外の国ではあんまり使われてないので、ここでは、特許、意匠、商標だけで述べます。

知財の法律が出来上がってから何百年も経ちますが、
知財の保護期限は決まりがありまして、
特許の場合、20年間有効、
意匠は国によって違いますが、たいてい10年~25年間。
商標は10年毎に更新することで永久に有効になります。

また、世の中には200近くの国々が存在しますが、
本当に知財に熱心な国は、
5極と言われる米国、ヨーロッパ、日本、中国、韓国です。
それにプラスαとして、台湾ぐらいが存在します。

また、知財って、
権利が取れてからも引き続きケアが必要で、
権利が取れてから(登録日から)も、毎年、年金と言うものを支払わないと権利が死んちゃいます。

画像1

日本の場合は、
非常に真面目な国で、登録になってから10年経った時点での有効権利が50%以上ですが、
他の国、例えば、中国の場合、4年目ぐらいには、既に半分以上捨てられます。

画像2

世の中で、新しく出される特許は、年間300万件超です。
そのうち、半分は、中国で出されます。

画像3

また、世の中で、新しく出される意匠は、年間100万件超です。
そのうち、7割ぐらいは、中国で出されます。

画像4

また、世の中で、新しく出される商標は、年間1000万件超です。
そのうち、7割以上は、中国で出されます。

私が想定するのに、世の中の有効な特許は1000万件、有効な意匠は500万件ぐらいあると思います。
世の中には、これぐらいの地雷が存在しています。

分かりやすい例を挙げますと、ティッシュペーパーだけでも、世の中には、1000件以上の有効な特許が存在します。これらの特許を十分検討し、回避設計などをして置かないと、既得権益層である既存のティッシュペーパーを作っている会社に訴えられます。

メーカーとかになって、新商品を世の中で売り出したい方は、これぐらいの地雷が存在することを念頭に置く必要があります。
特に中国には、この地雷が非常に多く存在していますので、中国向けにビジネス展開しようとする方は、是非、知財侵害リスクを意識すべきだと思います。

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは価値のある情報収集に使わせていただきます。