何を観るか決められないあなたに!東京国際映画祭2023イチオシ10選【TIFF紹介企画⑤】
みなさんこんにちは!学生応援団13期のりんです。
9月27日にラインナップが発表されましたが、みなさんはもうチェックしましたか?それにしても、上映作品が多い!!多すぎてどれを観るか決められない…なんて人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな皆さんのために私が、超個人的なイチオシ映画を10作品選出しました!ちなみに、私もどれも観たことがないので、予告やあらすじ、その他の情報を踏まえて気になった作品を選出しておりますが、そのあたりはお許しください!
まずはコンペティション部門から2つピックアップしました!
そもそもコンペティション部門って何?という方は前回の部門紹介の記事をぜひご覧になってください!
エア / コンペティション
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ロシア映画の巨匠、アレクセイ・ゲルマンの息子であるアレクセイ・ゲルマン・ジュニアの新作で、ワールドプレミア(世界初公開)です!戦争映画はよく観るのですが、女性に焦点が当てられた戦争映画は珍しいと思い、気になりました。(そもそも第二次世界大戦中の女性兵士の存在を知りませんでした…。)現在ウクライナに侵攻を続けるロシアですが、戦争の悲惨さを描いたロシアの戦争映画はどのように人々の目に映るのでしょうか。
ロクサナ / コンペティション
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こちらもワールドプレミアの作品です!皆さん、イラン映画って観たことありますか?私は観たことがなく、イランの生活も想像がつかないので、イランの若者や不安定な社会の状態が描かれているということでとても気になりました!普段観ないような国の映画も沢山観ることができるのが映画祭の醍醐味です!この際にぜひ、イラン映画をご覧になってみてはいかがでしょうか!
相撲ディーディー / アジアの未来
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こちら、残念ながら予告はありませんが、「相撲に出会ったインド人女性が日本に渡り厳しい稽古に耐えていく、異色のインド女子相撲ムービー」というあらすじを聞いても全く想像がつかない異色すぎる設定に惹かれました。笑 相撲映画といえば『シコふんじゃった。』しか思いつかないけど、ただでさえ癖が強そうなインド映画で描かれる日本文化はどのようなものなのでしょうか…。非常に気になります!
ポトフ / ガラ・セクション
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『ノルウェーの森』(2010)で知られるベトナム出身、フランス在住のトラン・アン・ユン監督の最新作です!予告に出てくる料理がどれも美味しそうで、スクリーンの外まで香ってきそうです…。そしてセットや衣装がとても可愛い!上映同日の18時からはトラン・アン・ユン監督のマスタークラスも開催されます。これは両方行かなくては!
(↓東京国際映画祭の予告はないのですが、公式の予告がYouTubeにありました)
市子 / Nippon Cinema Now
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先日の第28回釜山国際映画祭でジソク部門に出品されていたこちらの作品。とても個人的な好みの話になってしまうのですが、キャストがいい!主演は杉咲花さん、そしてその恋人役には今泉監督の『街の上で』で主演を務められていた若葉竜也さん。その他にも中田青渚さんや石川瑠華さんなど注目の若手俳優陣が勢揃いしています!予告から伝わる作品の雰囲気もいいので、まずはぜひ予告からチェックしてみてください!
深海レストラン / アニメーション
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予告を観てカラフルで壮大なビジュアルのインパクトに驚きました。この作品を東京国際映画祭で観ることをお勧めする1番の理由は、日本の配給会社がまだ付いていない、つまり、日本で公開されるかわからない作品だからです!もしかしたら東京国際映画祭でしか観ることができないかもしれないので、この機会は逃せませんね!
ロボット・ドリームズ / アニメーション
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先日、アニメーション部門の見どころ解説の配信をYoutubeで行ったのですが、その際にプログラミングアドバイザーである藤津亮太さんの解説を聞いてとても気になってしまった作品です。藤津さんによると「偶然昔の彼氏彼女とすれ違ってしまった時の微妙な気持ちが味わえる映画」らしいです。笑このコメントを聞いて『花束みたいな恋をした』や『ちょっと思い出しただけ』を思い出したのですが、これは犬とロボットのアニメ…。一体どのような作品なのでしょうか。気になります!
東京物語 4Kデジタル修復版 / 小津安二郎生誕120年記念企画”SHOULDERS OF GIANTS”
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日本を代表する映画監督・小津安二郎。しかしお恥ずかしながら私自身、小津作品を一つも観たことがありません。ごめんなさい!!!若い世代の方は小津作品を観たことがない方も多いのではないでしょうか。ということで、まだ小津作品を観たことがない方は代表作であるこちらの作品から観てみるのはいかがでしょうか。
シュリ / 韓国における日本大衆文化開放25周年特別上映
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今回の東京国際映画祭では、1998 年の「日韓共同宣言」を機に本格化した韓国での日本大衆文化の開放から25周年を記念し、それを契機に両国の映画交流の火付け役となったこ『シュリ』と岩井俊二さんの『Love Letter』が上映されます!アクション映画でありながら、ストーリーも評判の高いこちらの作品。昔の作品なので映画館で観ることができるのはレアですよ!しかもこちら、カン・ジェギュ監督のトークショー付きです!
ハニーランド 永遠の谷 / 屋外上映会2023
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こちらの作品はこれまで紹介してきた作品とは違い、ドキュメンタリー映画です。北マケドニアの映画をピックアップしてみました。小さな村の自然養蜂家の女性の生活を映したこちらの作品。第92回アカデミー賞で国際長編映画賞と長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた作品でもあります。北マケドニアの生活も自然養蜂家の生活も想像がつきません。様々な環境問題がある現代の世界、私たちもこの映画から何か学ぶことができるかもしれません。ちなみに屋外上映は無料です!
(↓東京国際映画祭の予告はないのですが、シネマトゥデイさんの予告がYouTubeにありました)
大人は判ってくれない 4Kデジタルリマスター / 黒澤明の愛した映画
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ヌーヴェル・ヴァーグの旗手であり、フランス映画を代表する名匠フランソワ・トリュフォー。彼の作品を劇場で観る機会はなかなかないのではないでしょうか。ちなみにこの作品でカンヌの監督賞を受賞した時、トリュフォーはまだ27歳。若い…。この作品は黒澤明だけでなく、スティーヴン・スピルバーグにも大きな影響を与えたと言われています。そんな巨匠たちに影響を与えてきた作品、ぜひスクリーンでご覧になってください!
【チケット販売情報】
最後までご覧いただきありがとうございました!
観たい映画は見つかったでしょうか?
今回ご紹介した作品は、本日10/14(土)より映画祭公式サイト( https://2023.tiff-jp.net/ja/ticket/ )にてチケット一般販売開始しています!
上映回数の限られた作品は、すぐに販売が終了してしまうことも予想されます。ご予約はお早めに!!!
それでは【TIFF紹介企画⑥】もお楽しみに!
執筆/13期縄井
編集/13期縄井
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