センスは知識からはじまる
今日はグッドデザインカンパニー代表の水野学さん著書の
「センスは知識からはじまる」の要約兼読書メモです。
昨今テクノロジーの発達で、論理的思考のみだとみんなが同じ結論にたどり着くので、デザイン思考の重要性が言われていますよね。
同時によく”美意識”や”センス”といったワードもよく聞くようになりました。
今や「センスのよさ」はスキルとして求められる時代かもしれません。
しかし、そういった”センス”は生まれつきだと思って諦めていませんか?
そういった方におすすめの一冊です。
結論
センスは生まれつき持った能力ではなく、知識を得ることで磨き上げることができる
「センス」とは?
・数値化できない事象の良し悪しを判断し、最適化すること
・まずは「普通を知ること」が必要です。
・普通とは良いと悪いの中間地点であり、普通こそ「センスのいい/悪い」うを測ることのできる唯一の道具である
・普通を知るということは、ありとあらゆるものを作り出せる可能性がたくさんあるということ
「センス」がスキルとして求められる時代
・人間というのは技術がその時点の限界まで進歩すると、美しいものを求める傾向があると思う
・「技術がピークを迎えるとセンスの時代がやってくる」
・安土桃山時代に技術が流行ったのちに、千利休がもてはやされたように、時代は次の千利休を求めている
「センス」は知識かはじまる
・全ての仕事において知らないは不利
・なんでもそうだが、意見を聞かれた時に「なんとなくそう思いました。」では根拠になっていない
・なぜこうしたのか、なぜこれが良いのか言語化することが必要である。
・言語化するためには知識が必要で、王道のものや流行のものをを知識として持ち、推測する
・ひらめきは突如として降ってくることは少なく、イノベーションは知識と知識の掛け合わせで起こることの方が多い
効率よく知識を増やす三つのコツ
①王道から解いていく
・「定番のもの」「一番いいとされているもの」「ロングセラーとなっているもの」には必ず理由がある
・それを紐解くことで、そのジャンルの製品を最適化する際の指標が持てる
・王道を見つけたい時はそのジャンルにまつわる幅広い知識が身についている
②今、流行っているものを知る
・王道とは真逆で一過性のものであるが、両方を知っておくことで知識の幅が広がる
③「共通項」や「一定のルール」がないかを考えてみる
・分析したり解釈することで、自分なりの知識に精製する
・共通点こそ、人がその製品に求めていることだと言える
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