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The art of choosing

今日はSheena Iyengar(シーナ・アイエンガー)教授の「The Art of Choosing」(TED)を視聴しました。
シーナ・アイエンガーさんは人がどうやって選択をするか、自分の選択に対してどう感じているか研究している方です。
そんな彼女が選択に関する思い込みをリサーチ結果を基に教えてくれます。

アメリカ人は自分が選択術の頂点を極めていると考えがちだ。
人間は先天的に選択肢を求めていると考えている。
しかし、これは異なる国や文化ではその考えが正しいとは限らない。
下記は我々の思い込みである。

1. Make your own choices
選択が自分に影響をもたらすなら自分が選択するべきだ
・アメリカでは自分に正直に入れる。自分で選択することが正しいと考えている。
・しかし必ずしもそうではない。
・例えば、子供のパフォーマンスを調査した研究では、
アジア圏の子供たちは自分の尊敬する人が選択してもらった方がよくパフォースができた。
・アジア系の子供たちにとっては、選択は、個人的な願いを叶える方法だけにとどまらず、自分が信頼したり尊敬している人と形成しているコミュニティや全体の和を作り上げる方法でもあるのからだ。
・いつも自分1人で決めたほうがベストであるとはいえない。
誰もが1人で決めさせれば成長できる、と考えるのは間違っている。

2. More options → Better choices
選択肢が多ければ多いほど最高の決断をする
・アメリカ人は選択肢が多いほどベストな決断ができると考えている。
・同じ炭酸水でも何種類もある。
・現代私達の生きる社会では選択肢は飽和している。
・ただ、実際に多くの選択肢は大きな差がない。
・選択肢が増えても、それぞれの違いがわからなければ、その選択に価値は生まれない。
・違いがわからない人にとっては、多すぎる選択肢は「機会」ではなく苦痛の種となる。

3. Never say no to choice
選択肢を前に決して逃げてはいけない
・私達は選択肢を放棄してはならないという思い込みを持っている。
・自分にとってそんな大事な決断を他人に委ねるわけにはいかない、と考えている。
・しかし、そうではない場合もあるかもしれない。
・例えば、植物状態の子供を持つ親を対象とした、アメリカとフランスを比較した実験を紹介する。
・植物状態の子供の生命維持装置を外すか否かの選択肢をフランスではお医者さんが決めるのに対し、アメリカでは親が選択する。
・すると、数年後フランスの親は前向きに考えているのに対し、アメリカの親は選択結果をずっと悔やみ、つらい感情から抜け出せずにいた。
・その決断が自分たちを苦しめることになったとしても、他人に決断をゆだ委ねたくはないのだ。


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