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先延ばしは1冊のノートでなくなる

ある期限までに達成しなければならないことを避けてしまう、
あるいは
自分にとって大切な事をつい後回しにしてしまうことはありませんか?

そんな方向けに大平信考著の「先延ばし1冊のノートでなくなる」をご紹介します。

本書では、自分に必要な事項を見極めて、実際に行動に移すために主に2つのポイントを述べています。

一つ目が「ぶっとんだ目標」、二つ目が「行動イノベーションノート」です。

1.ぶっとんだ目標

・行動を起こすにはまず「アンカリング」を行うと良い
アンカリングとは認知バイアスの一つで、ここでは目的地を描いておくことで、そのイメージに近づきやすいという文脈で使われています。

・目標(アンカリング)がないと流されてしまう
気合いと努力だけでは先延ばしはなくならない。
目指したい方向と目的がないままでは思いつくままで行動してしまいやすい。すると別にしたいこともないので、会社の指示や社会のトレンドに反応するだけになってしまう。

・そこで必要になってくるのが「ぶっとんだ目標」
現状の自分の仕事の質的・レベルを変えるには、どこかで「ぶっとぶ」ことが必要。

・「ぶっとんだ目標」を立てる秘訣
ぶっとんだ目標は過去や現在の延長線上で考えない。
全ての制約を忘れて未来から逆算的に考えると良い。

・ダメな目標例
他人から与えられた目標(世間一般的に良いとされる目標ふくむ)
努力しなくても達成できそうな目標
→ 自主的に自分の軸に沿った目標を立てることがポイント

2. 行動イノベーションノート

立てた目標を実際の行動に移せるにようにするのが「行動イノベーションノート」です。
やり方は非常にシンプル

①目標ページを作る

出典: 大平信孝(2017)「先延ばしは一冊のノートでなくなる」, 大和書房出版

このページを作ることで、日々見返して自分の目標を確認できるようにする。

②デイリーページを書く
下記のように毎日書きます。
行動に移しやすくするために、右下のスペースには10秒で実践できるように書くことがポイントです。
本書にはより詳細な説明が書かれているので、気になる方は是非読んでみてください。

出典: 大平信孝(2017)「先延ばしは一冊のノートでなくなる」, 大和書房出版
出典: 大平信孝(2017)「先延ばしは一冊のノートでなくなる」, 大和書房出版

3. 感想

本書で紹介していることは非常にシンプルで、目標を立てて、日々意識して、簡単なアクションへブレークダウンすることで即実践できるようにすることです。

私はこの本を読む前から実は同じようなことを実践しています。
自分の手帳には目標ページと毎日仕事以外のtodoも書くようにしています。

スティーブン・R・コヴィー著の『7つの習慣』でも書かれているように、「重要だけど緊急でない」事項は常に意識しておかないと中々行動に移すことができません。
知らず知らずの間に他の重要ではない物事に時間を取られてしまいがちです。

そのためには、この本に書かれている方法でもいいですし、自分なりの方法を見つけて、自分の頭の中を整理して可視化することは有用だと思います。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。



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