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DeNAからスタートアップCOOへ

・自分に向き合うために

はじめまして、TieUps(タイアップス)の大木です。

名前は誠です。
フルネームで言うと大木誠です。

小さい頃はこの普通っぽい名前が好きになれませんでした。

僕はシンガポールで生まれ、1年後に日本に来ました。
といっても両親も僕も日本人です。

日本ではJリーグのサッカーチームのある千葉県柏市に住んでいました。
柏好きの方が居たら嬉しいです。
大人になって働くようになり、子供が生まれてから
「海外で慣れない仕事をしながら2人の子供を育てるのはとても大変だったのではないか」と感じるようになり、親への感謝と共に大事な名前だと感じるようになりました。

改めまして大木誠です、よろしくお願いいたします。

前置きが長くなりましたが6年半在籍していたDeNAを退職して、2023年8月10日にTieUps(タイアップス)株式会社にCOOとして入社しました。
この日は44歳の誕生日だったので母親から「初心忘れるべからず」というバースデーカードが届きました。
2021年に他界した父が毎年「初心忘れるべからず」というバースデーカードを送ってくれていました。
入社日は、僕の希望で8月10日にしました。

入社後2ヶ月経ちましたが、COOという大きな役割、責任にしっかり向きあうこと、そして初心を忘れないように、入社エントリーnoteとして残しておきたいと思い土曜の午前中にのんびり書いています。

1980年くらいのシンガポール、クラークキーでの家族写真

・ずっとDeNAにいると思っていた

2017年に当時DeNAに在籍していたZigorouさんの紹介でDeNAに入社しました。

DeNAでは主に以下の業務に携わりました。
・自分で起案した新規事業の立ち上げ
・損保ジャパンと協業でマイカーリース事業と子会社立ち上げ
・ヘルスケア事業、エンタープライズ事業の新規事業企画

結構自分のやりたいことにチャレンジさせてもらえたと思います。
手を上げればそれなりに平等にチャンスをつかむことができる環境でした。

DeNA Qualityという共有の価値観として「コトに向かう」というメッセージがありました。

他の人の言葉や、様々なノイズに振り回されたりせずに、本質的な価値の提供に集中しようという意味です。

DeNA Qualityはかなり会社に浸透していて入社間もない時のミーティングで僕の要件定義や説明が不十分なことがありエンジニアやデザイナーの方からボコボコに突っ込まれました(笑)
同じ部門の人に笑いながら「言葉の殴り合いです」と言われたことが良い意味で記憶に残っています。

物事を丁寧にやろうとすると時間や手間がかかり大変なのですが当然その分視点や精度が高まり、結果良い仕事に繋がるということを30歳後半にしても改めて体感することが多かったです。

「コトに向かう」、これによって常に成長の機会があったように思います。

DeNA Qualityのメッセージはトイレの個室の壁に貼ってあったこともあるくらい、常に日常的でした(笑)

一緒に事業をしていた損保ジャパンの方とDeNAベイスターズの試合観戦

そんなDeNAで予算、リソースに対してある程度裁量を持つことができるようにもなり、働く時間も場所も自由で、優秀な人や事業に囲まれ僕にとってはとても良い環境でした。

ただ、自分自身の価値を評価したときに
「DeNAという大きな看板のもとで仕事をしているだけ」
「DeNAの中でも外でも、若くてもっと大活躍している人がごまんといる」
と、どこか自分の理想と現実のギャップが自分自身へのどうしようもない内圧となりDeNA在籍時の最後の1年はソワソワというか悶々と感じることがありました。

・日本にインターネットが普及した頃から感じていた価値観

大学生の頃に「なんかインターネットというものが流行ってきてるっぽい」という安易な理由でデスクトップPCを買ってインターネットを始めました。
最初は訳も分からずYahooで検索をしていて、チャットサービスで色々な人と知り合い、週末は新宿でオフ会を開催して学生、社会人など色々な人と集まって交流していました。

その中で法律事務所に勤めるサラリーマンが自分でHPを作っていてそれを真似して自分でHPをつくり、自宅で一人で作ったものが一瞬で世界に公開され、編集をするとそれもすぐに反映されるという体験にとても衝撃を受けました。

その時感じたのはインターネットの「即時性」「平等性」、つまり「世界のどこでも、誰でも」という魅力だったのかなと思います。

20代の頃は楽天に在籍しており楽天市場のランキング市場のプロデューサーをしていました。
日本の中小企業や個人事業主の方々に対して、ショッピングモールという活躍の場を提供できることにとてもやりがいを感じていました。

インターネットの魅力を感じながらIT業界で働く中で、30代の頃に在籍していたアソビューというアクティビティプラットフォームの会社でベトナムオフショア開発をすることになり、ベトナムメンバーのオンボーディングで2ヶ月間ベトナムに滞在していました。
ベトナム人エンジニアと毎日仕事をして夜はお酒を飲んで語り合う中で、メンバーの一人が「この国は自国の産業も技術もないし世界から見ると遅れた国」と自分の国や未来にあまり期待をしていませんでした。
それでも彼らはベトナム人の平均月収2万円をはるか上回る十数万円くらいの月収を得てベトナムでは大金持ちで不自由ない生活でした。

僕はその時も、その後もことあるごとに「みんなはエンジニアとしての技術がある、エンジニアなら自分でサービスをつくって世界に配信することができる。googleもtwitterも最初から巨大企業だったわけじゃない、数人で世界に配信したサービスが大きくなった、だからみんなも同じことをやるチャンスがある」としつこく語り続けました。

一方で楽天時代の中国人の同僚は「中国では大学から日本かシンガポールへの進学を意識して、そのままその国で働いて数年後にスキルアップ、収入アップのためにアメリカかヨーロッパを目指す人が多い」と言っていたのを思い出しました。

東京で、IT業界にいると「スタートアップ」「新規事業」などチャレンジングな言葉や人で溢れていますが、国によっては同じIT業界の人でも選択肢に対する考え方が大きく違うなと感じました。

インターネットの即時性、平等性で世界の多くの人々の生活を豊かにしたいというのが僕の価値観です。

DeNAに入る頃に自分の価値観が言語化されたような気がします。

DeNAで起案した新規事業は「国際交流SNS」でした。
英語の勉強や一部の人のためのツールなどではなく、世界のだれもがもっと身近に世界を感じて、生き方の選択肢はたくさんあると感じられるような体験を提供したいと思いました。

しかし残念ながら会社全体の事業整理の中で新規事業プログラム全体が中止となりました。
自分自身悔しかったですし、メンバーも他部署から思い切って異動してきていたので事業延長を会社にも交渉しましたがダメでした。

それなりに辛い経験ではありましたが、その後損保ジャパンと新しい事業を起こすことができ、結果論ではありますが様々な経験ができ、成長の糧になっていると思います。

様々な事業に関わりながらも
「インターネットの即時性、平等性で世界の人の生活を豊かにする」
という価値観は自分の中でとても大事なものとなっています。

ベトナムオフショアメンバーが教えてくれた夜のおやつの時間

・DeNAで僕の意識を変えた2人のチャレンジャー

TieUps(タイアップス)での新しいチャレンジをするという選択肢はDeNAで2人のチャレンジャーと出会ったことがきっかけだったと思います。

現在2人とも別の会社で活躍をされています。
・株式会社スマート修繕の豊田 賢治郎さん
・株式会社エクサウィザーズの今吉 友大さん

豊田さんはDeNAに在籍しているころからスマート修繕のPOCを繰り返し続け、最終的にDeNAから出資を受けて独立しました。
その過程で、事業構想のカベウチ相手にしてくださったり飲みに行ったりしていました。
初期構想から独立まで数年かかっていますが豊田さんはひたすら愚直にやるべきことをやりつづけ、いつもその熱量に刺激を頂いていました。

今吉さんはDeNAのヘルスケア事業で新規事業をいくつか一緒に検討させていただきました。
DeNAの働き方はフルリモートに切り替わっていましたが二人で渋谷に集まり夜遅くまでホワイトボードを使って熱く語り合っていました。
今吉さんはMBAホルダーで、経験も豊富で判断軸も鋭く、情報が不足していてもその中で結論を導き出す能力に長けていて学ぶことが多かったです。

今吉さんと語り合った一コマ

その今吉さんにDeNA社内で新たなポジションのオファーがあり、それはかなりのハイポジションでした。
今吉さんは「自分の市場価値を知りたい」と外の仕事も情報収集すると僕にストレートに打ち明けてくれました。

僕は今吉さんが外の情報を見ることはその通りだと思いながらも、「ラブレター」というタイトルの引き留め資料を作って今吉さんに渡しました。
「この好条件は今吉さんも望んでいたことだしスキルアップにもなるし断ったらバカでしょ」など好き放題書きました(笑)
今吉さんのためでもありましたが、僕自身も一緒に新規事業をやりたいと思っていました。

最終的に今吉さんはDeNAの好条件オファーを断り転職されました。

豊田さんも今吉さんもDeNAで大活躍されている中で自分の挑戦すべきものに向かって行きました。
それに引き換え「DeNAは良い環境だけどこのままでいいのかな」と悶々としていた僕は自分の大事にしている価値観を思い返すことが多くなりました。

その結果、転職を決めたわけではないですが外の情報も得て自分がどうしたいかを考えることにしました。

・自分が実現したいことは何だろう?

DeNAで仕事をしながら半年で30社くらいの会社の代表、CXOの方のお話をお伺いしました。

その中でTieUps(タイアップス)のCEO小原さんが大事にしている価値感が僕の価値観にすごく近いと感じました。

・人と人の結びつきの価値を高めたい
・もっと個人が活躍できる世界をつくりたい

ここでいう「個人が活躍できる世界」はただの「世界観」ではなく、「すぐにでも一緒にグローバルサービスを展開したいです!」と熱く語っていただき、「個人が活躍できる世界」を本気でつくろうとしていると感じました。

日本ではGAFAのようなサービスは出にくいと言われている中でToC領域で世界に本気で挑もうとしている熱量を感じました、そして僕が挑戦、実現したいことでもありました。

TieUps(タイアップス)の面談は最初からCEO小原さんとの面談でした。
面談後すぐに、「別途、会食をしましょう」ということになり、数日後にTieUps(タイアップス)に遊びに行き他のメンバーの方ともラフに話し合いその夜にみんなで会食に行きました。
会食から数日後にオファーを頂きましたが最初にお会いしてから1週間しか経っていませんでした。

DeNA、TieUps(タイアップス)、他の会社、どこでどう働くか、どうしたいかを考える中でやはりTieUps(タイアップス)CEO小原さんの熱量とスピード感がずっと頭の中に残り「こういう人と、同じ価値観を持って世界にサービスを届けたい」と感じ、TieUps(タイアップス)で働くことを決めました。

DeNAオフィスからのお気に入りの眺め、富士山に沈む夕日

・入社してみて

TieUps(タイアップス)入社後は経営合宿に参加して会社のミッション・ビジョン・バリューについて話し合いました。
合宿後もなんだかんだで議論が続き、全社員で案を出し合い最終的に9月にミッション・ビジョンを確定させて、株主の皆様にも報告をしました。

・Vsion  伝えたい人に伝わる社会
・Mission コミュニケーションを進化させ、価値ある結びつきをつくる

バリューはまた次回の合宿で議論予定です。

今でも色々な議論の度に「僕らは誰に何を届けたいのか」という軸で話す事が多くミッション・ビジョンはかなり大事にできているかなと思います。

採用面談や新規投資家とのお話しの中でも常に毎回「なぜやるのか」というところから熱く語り合っています。

COOとしては
・攻めの部分では、新規事業戦略を検討しつつ、コミュニティ事業の法人向けセールスの管理をしています。
・守りの部分では、損益管理としてコストの見直しやそれに付随する制度設計などをやっています。

また既存株主、新規投資家の対応もCEO小原さんと共に動いており会社運営の中枢に深く関わり、良い意味で毎日スリリングな経験をしています。

Mr.Childrenの「終わりなき旅」の「高ければ高い壁の方が 登った時気持ちいいもんな」という歌詞をよく思い出したりしています。

COOとして会社をしっかりと牽引しながらTieUps(タイアップス)のみんなで高い壁を登って新しい景色を見たいと思います。

熱く語りあった経営合宿

・最後に

タイアップスでは法人営業、エンジニア、デザイナー、CFOなど各職種でメンバー募集中です。
ちょっとでも気になった方は気軽にお声がけください。

また、このエントリーを読んで僕に興味をもって頂けたらお気軽にFacebook申請やメッセージを頂けると、ほんとにほんとに嬉しいです。
100%即反応します。
Facebookはこちらです、お気軽にメッセージください

転職をして改めて人の繋がりによって行動も気持ちも助けられているなと感じています、今まで以上に人との出会いを大事にしたいです。

はじめましての方とご飯や飲みに行くことも大好きなのでいいねボタン押すくらいに気軽にメッセージください。

「メッセージはちょっと。。」という方もこのnoteにいいねを押していただけると励みになります。

個人が活躍できる社会にすべく進んでいきますのでこれからのタイアップスと大木誠をどうか温かい目で見守ってください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
2023年10月15日
TieUps(タイアップス)COO 大木誠


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