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落書きした中国人もう逃げちゃた!本当の理由は?

皆さんも既にご存知かもしれませんが、靖国神社で小便をした中国人が中国に逃げ帰ったというニュースがあります。

この人が法の裁きを逃れたと知って、皆さんも非常に怒っているでしょう。私も同じです。しかし正直に言えば、過去の日本政府と警察の対応を考えると、仮にこの人が捕まっても、おそらく刑罰を受けることはなく、せいぜい罰金で済むでしょう。

しかも、この人の行動は全て計画的でした。彼は靖国神社で小便をした後、すぐに最も早い便で中国に戻りました。そして、帰国後に動画を公開しました。 そのため、日本の警察は彼の名前を知らない限り、空港や日本国内のどこでも彼を捕まえるのは非常に難しいです。

鉄頭は帰国した後、中国人から称賛を受けました。中国人は彼の行為を日本人への報復と見なし、中国にとって大勝利であると考えています。彼らは鉄頭を中華民族の英雄とさえ呼んでいます。しかし、私の考えでは、他国の公共の場で小便をした人が民族の英雄と見なされるのはおかしいのではないでしょうか?


多くの人は彼が非常に勇敢で、在日中国人がやりたくてもできなかったことをやったと言います。私は彼が在日中国人がやりたかったことを実行したのは事実ですが、勇敢とは言えません。

彼が犯行時間を深夜に選んだことからもわかるように、彼は右翼団体や警察が靖国神社にいない時間を狙って行動しました。彼は右翼団体と対峙することを恐れ、暴行を避けるために深夜に行動したのです。

彼の行為は、ミラン・クンデラの言葉を思い出させます。

「彼らは安全なときにのみ勇敢で、無料のときにのみ寛大で、浅はかなときにのみ感動し、愚かなときにのみ誠実である。」

本当の勇気とは何でしょうか?私は、本当の勇気とは1989年の戦車男のようなものだと思います。戦車に直面しても恐れず、自分が殺される可能性があると知りながらも戦車の前に立ちはだかった人こそが、本当の勇者だと思います。

tankman(1989年)

皆さん、中国で同じようなことをした場合にどのような処罰を受けるのか気になることでしょう。ここで少しお話ししましょう。2018年7月、「feefeefly」という中国人女性が上海で中国共産党の一党独裁に不満を表し、習近平のポスターにインクをかけました。この女性は後に逮捕され、その後精神病院に収容されました。現在まで彼女の状況は不明です。また、彼女の父親も刑務所で殴打されて死亡しました。

もう一つの事件は1989年に起きました。三人の学生が天安門広場の毛沢東の肖像にインクをかけ、その場にいた学生同士たちによって警察に連れて行かれました。その後、彼らはそれぞれ16年、20年、そして無期懲役の刑を言い渡されました。


ですから、中国で同じようなことをするのは非常に危険です。鉄頭は日本が民主主義国家であり、たとえ捕まっても厳しい処罰を受けないことを知っていたので、このような軽蔑すべき行為にしたです。


では、彼がこの行為を愛国心から行ったのでしょうか?もちろん違います。彼の目的は金銭です。


多くの日本人には理解しにくいかもしれませんが、ここで説明します。鉄頭の計画はこうです:靖国神社で小便をすることで、中国のTikTokで大勢のフォロワーを獲得し、逮捕されないまま帰国後に自分の行為を宣伝してフォロワーの支持を得るつもりでした。そうすれば、彼は大人気のインフルエンサーとなり、その影響力を利用して商品を販売し、短期間で多くの財産を取ることができるのです。


このような行為は中国のインフルエンサーの間で非常に一般的です。昨年だけでも、中国人が靖国神社で騒ぎを起こした事件がいくつも発生しました。中国の老人が靖国神社で唾吐きをしたり、中国人が海水を靖国神社にまいたりしました。これらの行為を通じて、中国人は愛国心を刺激し、自らを一躍有名な英雄に仕立て上げることができるのです。


今から、日本の警察について話させていただきたいと思います

日本の警察は今回、鉄頭を中国に逃がしてしまいました。これが失職とは言えませんが、この件について何の声明も出していません。また、日本の政治家も誰一人としてこの行為を非難していません。彼らの不作為は、中国人のこのような行為を助長することになるでしょう。


これからも鉄頭の行為を模倣する中国人が増えると思います。なぜなら、日本で違法行為を行う代償やコストがあまりにも低いからです。

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