場所は変われど自分は変わらず
仕事が変わって変わったこと
前回転職した話を書きましたが、転職してから色々と変化がありました。
まずは自分の意見を会議などの場で言えるようになったこと。
私は基本的に会議などが苦手で、自分の意見を求められると動揺して変なことを言ったりしてました。なのでとにかく出たくなかったし、意見を求められたくもなかった。なんか学生みたいだな。
しかし転職してからはとにかく意見を求められる上に、皆さん割と意見を聞いてくれる。話すことが当たり前で、人の話を尊重してくれるんですよね。さらに、皆さんほんと好き勝手によく喋る(笑)。
だからこそ、自分も自然と意見を話すようになったし、また完全に違う分野で働いていた私の視点は新鮮だったみたいで、かなり重宝されました。やたら意見を求められましたし。
また、仕事自体も順調でした。
カウンセリングの知識や技術って、カウンセリングだけでなく、普段の人との関わりでも生きてくることが多い…気がします。カウンセラーの話のきき方ってどこか違うところがあるみたいで、「ちゃんと話を聞いてくれる人」と捉えられるようになりました。その辺がうまくまわり、そこそこ大事な仕事も任せられるようになったりしました。
それとその頃ビジネス本にハマったこともあり、色々読んで得た知識を仕事に活かした結果、それが数字に現れるみたいなこともありました。
とまあこんな感じで、前職であまりうまくいかなかった自分が次の仕事では「そこそこ仕事できる人」くらいの扱いになっていました。
それでも私は私だった
とまあ、ここまで見るとうまくいっているように見えますが、一方で自分自身としては「何も変わってないんだろうなぁ」という思いも抱えていました。
転職前に自分が辛くなったり苦しくなる要因の1つに「打たれ弱さ」みたいなものがあったりしました。
人から意見を言われると、(時と場合にもよりますが)自分が責められているように感じることがありました。助言してもらっているのに「自分が間違っている」「ああ、ダメだな」と思ってしまったり。それで落ち込む。何ならそこで落ち込んでいることにも落ち込む(笑)。
そしてこれは転職前だけでなく、転職してからも全くなかったわけではなくて。
時折意見の食い違いがあったり、注意を受けたりすると、落ち込むまではいかなくても、かなり動揺したりしてました。「まずいことを言ったかな」「やっぱり自分はダメだなあ」という考えがどうしても出てきちゃう。
そんな感じでした。
つまり、そういうこと
回数は少ないし特に問題になることはなかったとはいえ、こんな感じのことを繰り返す中で。
ようやく気づいたのは、「自分は打たれ弱いんだ」ということでした。
もうちょっと言い換えると、私は誰かに意見を指摘された時や人と意見が食い違ったときに、「落ち込み」や「不安」、「動揺」を感じやすい人だということですね。
そしてさらにこの事実を受け入れたくない(笑)
こんな風に感じたりすること自体、よくないし変えなきゃダメだと思ってましたし。
でも、そうなんだからしょうがない。まずはちゃんと事実として認めよう。
まあ正確には、このことに気づいたのはもう少し後の話ではあるんですが。
とにかく私にとっての「セルフケア」のスタートは、まずこの事実を受け入れるところからでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?