先生と学生は友達になっちゃいけないの?
今日は専門学校のことを思い返しながら書いてみます。
学生との関係性
何となくネットを見ている時に、「教員と学生との距離感」について触れているサイトをいくつか見ました。
最近(といっても結構前から?)教員と学生との距離が近くなり、ある意味で「友達のような関係性」になってきているところもあるそう。
確かに、私が専門学校の教員だった頃にもそんな話が出ることもありました。
それはどちらかというと実際にそういう関係の教員が多いということでなく、「そういう関係は良くない!」という雑談レベルのものでしたが。
ただ、「友達のような関係」ではないものの、学生との距離感は本当にその先生によるところが大きく、私から見て「だいぶ近いなぁ」という関係もあれば、割とドライな関係の先生もいらっしゃった気がします。
どれがいいとかではなく。
ただ、今そういった「教員と学生の距離感」について思い返した時に、果たして「学生と友達のような関係性」とは一体どのような関係なんだろうと思ったので、ちょっと考えてみることにしました。
※ちなみにここでの「教員」と「学生」というのは、「専門学校(または大学)の教員」と「18歳以上の専門学校生(または大学生)」としておきます。小中高はまた違うと思うので。
そもそも先生は学生と友達にはなれない
そもそも論ですが、教員はあくまで「先生」として「学生」と関わるわけなので、友達関係は成立しないと思います。
この辺何か良い説明がないかなー、と探していたらとても分かりやすく書いてくれているサイトがありました。中央大学の先生のサイトですね。
ここに書いてあるように、もしかしたら先生と学生は「友達のような関係」にはなれるかもしれませんが、本当に友達にはなれないと思います。
そもそも友達が友達にレポート課題を出したりしませんし、単位の取得条件を友達が決めるなんてことはありません(出席日数やら課題内容やら)。
ましてや教員である私たち(私は元だけど)が学生に対して「今日飯食いに行かね?」などという誘いをすることはまずないと思います。
既に「教員と学生」という関係性ができている以上、そこから友達同士という関係には進みにくいでしょう。というか進む必要がない。
ならば、「友達のような関係」はあり得るのか
と考えるけど、そもそも友達関係じゃなくて「友達みたいな関係」って何だろう?
学生と「仲が良い」先生は結構いた気がするし、学生とプライベートの話をする先生とかもいたと思う。
いってしまえば関係性に明確なルールなんてないと思うので、結局は教員側がどういう関係を学生と持ちたいか、ということが大事になるのだと思います。
あくまで教員として授業を行い、課題を課し、学生が課題として出してきたものを評価する。
それがスムーズに行えるのであれば、学生との距離が近かったり仲が良かったりしてもそれ自体が問題ではないのだと思います。
授業って教員だけで作れるものではないし、学生との関係性も授業の出来に大きく影響すると思うので。
もちろんその学校で定められているルールを守ることは必須だし、私的な関係を持つことは良くないと思いますが。
少しまとまらないですが、思ったことを書いてみました。
あくまで一個人の意見です。
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