『夢は深層心理の思いで変えられる』
以前、夢はモノクロなのか、カラーなのかという話がありました。
俺の夢はいつもモノクロだという人。私はカラーで夢は見ているという人。普段はモノクロだけど正夢になるときだけカラーなんだという人までいました。
ちなみに私はカラーで見てます。
これは夢の面白いところでモノクロだと思う人には夢はモノクロになるんです。モノクロ、カラーを意識していない人は恐らくカラーで見ている筈です。夢は人の深層心理が働くんですね。ですから、深層心理の思い込みによって夢は変わってくるのです。
つまり、夢がモノクロだと思っている人が夢の色を意識した時に夢はモノクロの世界になるのです。
私は幼いころ怖いものがすごく苦手で、怖い夢を見ると自分で夢から覚められるほどでした。なにか目を裏目にするような感じにすると、夢から強制的に覚められるんです。人は夢を見ている時に目を動かしているという話がありますので、もしかすると目の制御は夢のなかでも効くからかもしれないですね。
その怖い夢なんですが、ある時、コールタールの怖い化け物(私が幼い頃、よく見たお化けで全身、ドロドロのコールタールで真っ黒、目だけ白くて怖かった)に追いかけられる夢を見ました。いつもは怖がって逃げ回るんですが、その時は違って「なんでこんなのに追い回されなきゃならないんだろ?」と思ったんです。怖いという思いがフッと消えると、今まで追い回されていたことに腹が立ってきました。その瞬間にコールタールの化け物を見ると、なんだかコミカルな生き物に変わっていて私が追いかけまわす面白い夢に変わったのです。
今は怖いと感じるような夢を見ることがなくなりました。思えばそんな夢の変化は怖いと思うものへの恐れの感覚がなくなった頃だったと思います。夢は人の深層心理に大きく影響するのです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?