【自分語り】明日のことを考えたくない。【日記】

明日のことを考えたくない。明日のことを考えただけで余計な憂鬱が募る。募るだけ募って、別にどっかで発散できるわけでもなく。この文章を書いている今、傍らで好きなバンドのライブDVDを鑑賞し、ほぼ覚えてしまったボーカルアレンジを映像と共に歌ってなんだか楽しそうな時間を過ごしているが、一見楽しそうな時間なのだがしかし、そんなこととは関係なく、憂鬱は募るのである。一瞬でも忘れられたとしても、まるでセーブしていたかのように、新鮮な状態の憂鬱が戻ってきたりするのだから、不思議だし厄介だし嫌である。なぁーんでこんなひねた人間になってしまったのだろうか。そんなこと気にして何が楽しいのだろうか。

さて、こうした場面ではよく『好きでこうなったわけじゃない』といったくだりが見られたりする印象があるが、残念なことに、私はそういったセリフを言うことができないのだ。そう、あれは中学2年生のこと...
小学5年の頃からハマっていた「ゴジラ」が、なんと長い年月を経て日本で実写映画が制作、公開されると言うではないか。どんな奴が作るんだ一体...エヴァンゲリオンの監督か!!そういえば、エヴァンゲリオンって名前だけしか聞いたことないな、どんな話なのかな。そんな疑問を抱えてしまったがゆえに、私はいつの間にかTVアニメ、新劇場版といった具合にエヴァを視聴。いつしかネガティブな感情を抱える主人公というものに憧れを抱いてしまった...そこに大きな世界の命運だったり、自分にとって大切な何かがかかっていたりする重要な状況などがなければ良かったが、残念ながら私の過ごす世界ではそんな事件が身近で起きるなんてことはなく、純粋に不純な動機でホントにネガティブになってしまった心を抱えるだけの、ただの拗らせ人間という状態に陥ってしまった。馬鹿である。

過ぎたことは仕方ないので、今更何をと言った感じだが、そんなことにならなかった私は一体どんな風だっただろうか、今ここに居る私よりも幸せでいたりするのだろうかとか、どうしても考えてしまう瞬間がある。きっと今よりもたくさんの友に囲まれ、きっとこの私よりも優秀で...。だが、仮に今の私よりも幸せで優秀になれていたとしても、今の私よりもつまらない人間になっていただろうと、そう思う。考えてみれば、面白いことだらけだ。根暗を拗らせ、ネガティブを抱えるようになった時のように、捜索のまねごとを初めてみたり、何が起きたのか全く覚えていないが、ネガティブを活かして映像作品を作ったり、それを評価されたりして...

創作が私を変えたとか、創作をしていないやつはつまらないとか、そんな話をしたい訳ではない。きっとこの私でなければ歩んでいないかもしれないこれまでやこれかのことを考えたら、どんな世界の私よりも面白いだろうし、確かに毎日なんだかよくわからない辛さを抱えて生きてはいるが、それがもたらしてくれる、誰とも違いそうな世界観は、絶対にこの私でなければ獲得しえなかったものだ。これは、私にまつわるたらればを断ち切れる唯一の情報だ。

だから、明日のことを考えて、憂鬱が募って、そんなことを憂いて自らを蔑み始めたとしてもいいのだ。それはきっと、どんな私よりも面白い私のもつ特徴の一つなのだから、いいのだ、いちいち気にしなくても。気にするところまでがお約束だから、これでいいのだ。これで...

さて、それなりにきれいに話をまとめられたところで、この文章の冒頭にやっとこさ帰ってくるわけだが、そんな風に自分のことを肯定しているのもつかの間、まるでこの文章を繰り返すかの如く憂鬱がその影をまた見せてきた。明日のことを考えたくない。できれば明日なんて来ないでほしい。なんで時間は一方通行なのだろうか。戻りたい。どこに戻ろうか。いいや、どこに戻ってもいけない。戻ったらきっと、私はやり直したくなる。やり直すと言うことは、今の私はどこかえ消えてしまう。あぁ、どうにか1月19日で世界が止まってくれないだろうか。明日がやってくることによって体験することになる面倒や嫌なことのことを考えると、とても憂鬱になる。あぁ~嫌だ。学校行きたくない。なんで私の手元に学校から貸し出されているSDカードがあるのだ。なんで私が編集しなければならないのだ。私みたいにあらゆる行動が無責任でまともに自己管理ができていないようなやつに預けないでほしい。私に常識など通用しないのだ。常識的に考えて普通なことができなくて度々周囲の人間を困らせては改善ではなく落ち込んで何も変わることなくさも窮地を乗り切ったかのような顔して翌日もそこにいるような、そんな非常識な人間なのだ。自分で書いてて悲しくなってきた。なんだこいつ、なんでこんなことになってるんだ私は。純真無垢な私はどこへ行ってしまったのだろう、これから先、私はどうなってしまうのだろう。あ~考えたくない。明日の事なんて考えたくない。

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