【連載小説】ガンズグロウ vol.20「ラブホ!?」
この試合以来、せせらぎが積極的に話しかけてきた。
私は試合が終わってお仲間モードに入っていたので、気にも留めず普通に返事していた。
家も意外と近いことがわかってから、ご飯を食べに行ったりもするようになっていた。
タツキは特に何も言わなかった。
お互いが休みの日には普通にデートしていた。
だから、何も起きるはずはないと思っていた。
大学も始まったある日、せせらぎから夕飯のお誘いがあった。
せせらぎは会社員なので、こういう時は必ずおごってもらえる、そんな打算もあり、