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詩・言の葉・小説

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詩や言葉の投稿を掲載していきます。 小説もここに掲載していきます。
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#創作大賞2024

【連載小説】透明な彼女 vol.11「指輪」

https://note.com/tibihime/n/n27c9b6fa403e お炊きあげした洋服を早速着るユイ。 なかなか…

ちびひめ
2日前
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【連載小説】透明な彼女 vol.10「嫉妬」

一週間ほどかけて、ユイの絵は完成した。 あとはサインをするのだが―― 「俺の名前にしとく…

ちびひめ
3日前
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【連載小説】透明な彼女 vol.9「カンバス」

https://note.com/tibihime/n/ndc12979b9c6c 翌日からユイは朝早くからカンバスの前に座って…

ちびひめ
4日前
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【連載小説】透明な彼女 vol.8「バイト」

バイト先は意外に早く見つかった。 近所のしティモールの食堂だ。 料理ができない俺を、それ…

ちびひめ
5日前
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【連載小説】透明な彼女 vol.7「病気?」

俺はこうした生活を1ヶ月繰り返している。 相変わらずユイは誰にも見えないようだ。 俺は黙…

ちびひめ
6日前
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【連載小説】透明な彼女 vol.6「二人暮らし」

その日から俺とユイの二人暮らしが始まる。 相変わらずユイは十歳くらいの少女のままだ。 コ…

ちびひめ
7日前
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【連載小説】透明な彼女 vol.5「ユイ?」

あれから二年。 俺には彼女ができたりなんかもしたけれど、誰とも長く続かなかった。 二年という月日は長いのか、短いのか。 俺は卒業の年を迎えていた。 何度も何度もユイが生き返らないかと思っては諦め、空虚な毎日を送っていた。 あの日からちょうど二年目、夏休みも終わりかけたその日、俺はユイの墓参りに来ていた。 ユイの好きだったガーベラの花を供えると両手を合わせた。 がさがさッ。 なにか音がする。 がさがさがさがさッ。 ほら、向こうの植え込みのところから音がする。

【連載小説】透明な彼女 vol.4「葬儀」

『コウヘイくん?ユイが、ユイが……!』 ユイの携帯からかかってきた電話の声の主はユイの母…

ちびひめ
9日前
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【連載小説】透明な彼女 vol.3「水族館」

ユイは俺の手を引っ張って早く、早く、と促す。 大丈夫、そんなにいそがなくても水族館は逃げ…

ちびひめ
10日前
15

【連載小説】透明な彼女 vol.2「夏休み」

旅行から帰った俺たちは残った夏休みを満喫していた。 ドライブももう慣れたもので、親父のボ…

ちびひめ
11日前
22

【連載小説】透明な彼女 vol.1「プロローグ」

俺たちは付き合いだして一年。 ようやく行事を一巡りしたところだ。 俺たちは大学四年の春、…

ちびひめ
12日前
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【詩】傘

しとしとと雨が降る あの人は傘を持って来ていない様子 相合い傘で帰ろかな 誘う気力は満タ…

ちびひめ
13日前
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【詩】花

私は枯れるだけの花 静かに色を失い 誰も気づかぬまま ひとり、ひとりと散りゆく 寂しい寂し…

ちびひめ
2週間前
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【連載小説】俺様人生 vol.1「プロローグ」

俺は冴えない。 自分でもそれはわかっている。 顔は中の下くらいかなと思う。 パソコンが好きで、毎日サイトを巡回するのが日課だ。 もちろんパソコンは自作。 いろいろなパーツを組み合わせるのが意外に楽しいんだ。 最近、趣味を書き散らしたブログを始めてみた。 これが存外、人がたくさん見に来るんだ。 アドオンなどをメインに書いてるせいかな? 日常のことで書くことなんて特に何もなかった。 ただ毎日大学へ行って、帰ってきたらパソコンか本を読むか。 あ、俺ね、ラノベが