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北極海の氷が融けると海面上昇すると言いたい理由

海上の氷が融けるとどうなるのか

アルキメデスの原理?海氷には塩分が含まれるから云々……
そんなことはどうでもよろしい。
この文脈が出てくるときの主題を考えよう。
「北極海の氷が融けても海面上昇しないなら、北極海の氷が融けても慌てなくてもいいな」と人々を誘導することでしょうか。
違うよね。寧ろ逆方向に誘導したよね。
だから「北極海の氷が融けても海面上昇しない」とは口が裂けても言ってはいけない。

海面上昇は何が脅威なのか

人類の経済活動の中心は河川の作り出す三角州。
標高1mもない低地がザラなわけで、
海面上昇によって堤防が相対的に低くなり洪水リスクが高まる。
海が進撃してきたら維持できない都市は内陸に後退せざるを得ないのだ。

そもそも北極海の氷と海面上昇にはどんな関係があるの?

北極海の氷が多い時は海面は低いと推測される。
北極海の氷が少ない時は海面は高いと推測される。
氷の量と海面の高さは逆相関になるわけですね。

北極海の氷と海面上昇と類似する関係を見つけよう

「砂漠を横断する旅行者の体温と水筒の水の量」
水筒の水を捨てても体温が上がるわけではないですからね。
「プログラムの実行速度とCPUファンの性能」
CPUファンは計算しませんからね。
「養殖魚の出荷量と天然魚の総数」
養殖業者と天然魚の漁師に癒着はないものとすると、
文字通り住んでる場所が違うので関わりようがないですね。


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