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海外旅行をもっと身近に!日本語しか話せなくても旅を楽しむヒントとコツ

もうすぐやってくる夏休み。海外旅行を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

日本語しかできないけど海外旅行に行ってもいい?
日本語しか出来なくても海外で観光したり、食事をしたり、買い物したりできる?

心配な言葉の壁

今回はこのお悩みについて、海外渡航歴30回以上、これまでに13カ所の国と地域へ訪問した私ユウコが解説します。

世界中の人々がコロナ禍を乗り越えました。それまでの我慢を発散するかのように、海外旅行が復活しています。

海外旅行に興味があるけど言葉の問題に不安を感じているあなた、この記事を読めば準備はOK!

さあ、海外旅行に出かけましょう!

※以前も同様の記事を書きましたが、内容をさらに充実させ、バージョンアップしたものです。


日本語しか話せなくても海外旅行を楽しめる海外旅行先3選

日本語しか話せないと、海外旅行には英語や他の外国語ができないと行くのが難しいのでは、と心配になりますよね?

心配しなくても大丈夫。日本語しか話せなくても十分に楽しめる海外旅行先をチェックしてみましょう。

1.ソウル(韓国)

日本人が行きたい海外旅行先ランキングの常連、韓国のソウル。

韓国料理美味しいよ(イメージ)

日本からは飛行機で約3時間弱とアクセスしやすく航空券代もリーズナブル、年に何回もソウルへ渡航する人がいるくらいにポピュラーな旅行先です。

地下鉄やバスでの移動はプリペイド方式のカードが利用可能。公共交通機関では駅名や駅構内の案内の表記に日本語が書かれていますので、日本語しか分からなくても安心して楽しめます。

日本からの観光客が多いため、空港や免税店、主要な観光地、その周辺のレストランやショップでは日本語を話すスタッフがいることが多いです。

日本語表記の地図アプリも充実しているから、無理に会話をしなくても観光が楽しめるのがソウルをおすすめするポイントのひとつ。ツールをフル活用するためにも、事前に日本でスマートフォン内にアプリをダウンロードしておくといいですよ!

2.ハワイ

一般人のみならず、多くの日本の著名人からも好まれる旅行先がハワイです。一度はハワイに行ってみたい、という方も多いでしょう。

多くの日本人が集まるワイキキビーチ(イメージ)

ハワイ在住の日本人や日本からの観光客が多いことから、「コンニチハ」「アリガトウ」「イラッシャイマセ」など片言の日本語を積極的に話してくれる店員さんも多く、日本人が行きやすい旅行先といえます。

どこでも日本語が通じるわけではありませんが、ワイキキエリアやアラモアナエリア、その他日本人が頻繁に訪れる観光地やショップでは流暢に日本語を話すスタッフが接客してくれることも。

日本語を話すお医者さんや、日本語メニューが用意されているレストランが数多くありますので、日本語しかできなくても安心して観光ができる環境が整っています。

3.パラオ

3つ目は少しマニアックな場所、パラオです。

500以上の群島からなる国、パラオ(イメージ)

親日国と言われるパラオは、西太平洋のミクロネシア地域に位置する 500 以上の群島からなる国で、第一次世界大戦後は約25年間に渡って日本の統治下にありました。戦時中に日本軍に守られた出来事が続いたといった歴史的背景がその由縁と言われています。

パラオ語の公用語であるパラオ語には、日本語が由来となった言葉が1,000語近くあるとされていて、なんとパラオのアンガウル州では日本語が公用語として定められています。

現在では日本語を流暢に話す人は減りましたが、パラオ内の主要なホテルでは流暢に日本語を話すパラオ人スタッフや日本人スタッフが常駐していることが多いです。

日本語スタッフの常駐を希望する場合は、渡航前に予約するホテルやレストランの言語対応を確認しておくといいでしょう。

日本語しか話せなくても海外旅行を10倍楽しむための3つのヒント

ここからは日本語しか話せなくても海外旅行先を楽しむコツを3つご紹介します。

日本語しかできないから日本語が通じない海外へ旅行に行けない、なんてことはありません。英語もその他の外国語もそれほどできなくても、何度も海外旅行に出かけている人はたくさんいます。筆者もその一人。

以下は筆者がこれまでに取り入れてきたものです。ひとつずつ解説します。

1.日本語ガイドをつける

海外旅行先のコミュニケーションでもっとも安全で確実なのは日本語ガイドを付けること。

現地の言語を理解し、日本語を話すガイドがいれば、移動、食事、移動、そして観光での旅先でのコミュニケーションの間に入って通訳してもらえます。旅行期間中のすべての旅程でガイドにコーディネートしてもらえたら、言葉の心配はまったくありませんね。

ただ、希望条件に合うガイドの手配に費用がかかることが難点です。

できるだけ費用を抑えたいという場合は、一日観光などのオプショナルツアーをいくつか予約してツアーの間ガイドしてもらうようにするとよいです。

ガイド費用を抑えられますし、ツアー中にガイドからアドバイスをもらっておけばツアーが終わった後に自力での街歩きにも挑戦できますね。

2.翻訳機や翻訳アプリを使う

最近では翻訳機や翻訳アプリといった、ガイド以外にも異なる言語同士でコミュニケーションができるツールができました。

コミュニケーションツール比較表

翻訳機と翻訳アプリについてそれぞれ詳しく説明します。

翻訳機

ポケトークなどに代表される翻訳機は、必要なときに翻訳機に話しかけることによって自動で翻訳、再生する機能があります。

Google翻訳

Google翻訳はスマートフォン上で無料で利用できるアプリです。
テキスト、音声、画像から読み取った言葉をさまざまな言語に変換できます。

・テキスト翻訳機能
日本語テキストを入力すると変換したい言語に翻訳してくれます。
旅先では相手に翻訳語のテキストを読んでもらってコミュニケーションを取ります。翻訳機と同様、さまざまな場面で活躍してくれます。

・音声翻訳機能
アプリに日本語で話しかけるとその音声をテキスト化し、さらに別の言語に翻訳してくれます。音声の読み上げ機能を使って相手に翻訳した音声を聞いてもらえば翻訳機と同様に相手とコミュニケーションができます。

・画像認識機能(Googleスキャン)

スキャニング機能を使って文字を認識し、日本語に変換できます。文字すら読めない海外旅行先で大活躍する機能です。

たとえば、レストランでメニューを読みたい場合、Googleスキャンのカメラを通してメニューを移すとアプリがメニューを読み取り、日本語に置き換えてくれます。

通訳ガイドがいなくても込み入った内容の会話をお互いに伝え合えるようになり、たいへん便利になりました。
必要なシチュエーションによって、好みのアイテムを選びましょう。

3.よく使うフレーズだけ覚えておく

機械を通してゆっくり会話している時間がない!という場合は、必要最低限のフレーズだけ事前に覚えておくというのもコツのひとつです。

私が旅先でよく使うフレーズをいくつかご紹介します。

「こんなにたくさんは覚えられないよ」という方は、太文字で協調した4つのフレーズだけでも覚えておきましょう。使えます!

汎用的なフレーズ
Excuse me
 すみません
I don’t understand English.
 英語がわかりません
Excuse me ,where is the 〇〇〇?
 すみません、〇〇〇はどこにありますか?
・Are you in line?
 並んでいますか?
・Could you〜?
「~してもらえますか?」

汎用的なフレーズ

食事でよく使うフレーズ
・I'll take~
~をください
Check please.
お勘定をお願いします。

食事でよく使うフレーズ

ホテルでよく使うフレーズ
・I would like to check in/check out, please.
チェックイン/チェックアウトをしたいのですが…

ホテルでよく使うフレーズ

海外旅行中に緊急事態発生!もしものときの2つの備え

緊急事態に備えて海外旅行に行く前にやっておくとよい備えを2点、説明します。

海外旅行でトラブルに見舞われた場合を想像すると、日本語しか話せないと不安ですよね。
なにごとも起こらずに旅行を楽しめるのがベストですが、万が一のことがあったときに困らないように事前の対策を準備しておくと安心です。

最低限の備えですが、準備しておくといざというときには非常に役立ちます。

1.海外旅行保険~経済的な備えも忘れずに

海外旅行保険には必ず加入しましょう。

外国の医療費は日本よりも高額です。たとえば食あたりで受診するだけで日本円で数万円、大けがをして手術するとなると数十万円かかる国もあります。
海外旅行保険は旅行代理店やインターネット、空港でも簡単に加入申し込みができ、保証によりますが、保険料は数千円程度で加入できるものがほとんどです。

予想外の高額な出費を避けるためにも、旅行前に海外旅行保険には忘れずに加入しておきましょう。

2.緊急連絡先は事前にチェックしておく

パスポートを盗まれた、自分や同行者が病気になった、など、もしもの場合に備えて、日本語で相談できる連絡先を事前に確認して控えておきましょう。

ツアーを予約した旅行代理店、加入した海外旅行保険会社、海外旅行保険がじっとカードに付帯されている場合はカード会社などで緊急連絡先を公開しています。

筆者は海外旅行中に発熱して病院を受診した際には海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを持っていました。カード会社に電話をして日本語で事情を説明し、支払い手続きの交渉を代行してもらいました。

日本語で相談できて日本語で対応してもらえるので、もしもの場合に頼れる場所を事前に知っていると安心です。

なお、パスポートや貴重品が盗まれた場合は現地の日本大使館や総領事館を訪ねましょう。

英語ができると海外旅行が楽しくなる2つの理由

日本語しか話せなくても海外旅行は楽しめますが、英語ができるとさらに楽しくなります。
英語ができると海外旅行がもっと楽しくなる主な理由を以下に2つ説明します。

理由 1.外国人と交渉、会話がしやすい

屋台やマーケットなど、品物に値段を表示していない場合や移動するのに配車アプリやメータータクシーのない地域では、価格の交渉が必要です。
交渉次第ではなんと半額以下になることがあります。

身振り手振りや電卓を使うなどでも交渉はできますが、英語ができると交渉がよりスムーズになります。

運よく現地で出会った人と仲良くなったらSNSやガイドブックには載っていない、生の情報を手に入れるチャンスも広がりますよ。

理由 2.旅行中の外国人と仲良くなれる

英語ができると現地の人だけでなく、世界中の人たちとコミュニケーションが取れます。海外旅行先で出会った旅行中の外国人との出会いもまた楽しいです。

筆者の話をしますと、中国の成都という都市で泊まった宿で、北京に留学中というイギリス人の学生と同じ部屋になりました。仲良くなり、彼女と二人で麻婆豆腐を食べ、ローカルバスに乗ってパンダの繁殖研究所に見学に行きました。

その宿は世界中からバックパッカーが集まる宿だったのですが、夜になると自然に食堂に宿泊客が集まってきて、ビールを飲みながらいろいろな話ができました。

周辺地域の旅行の話、日本と外国の文化の違いなどの会話を通じた旅行者同士のリアルな情報交換も楽しみのひとつです。

日本語しか話せなくても海外旅行を楽しもう!

筆者もはじめは英語ができませんでした。今のように便利なツールもありませんでしたが、一度行ったら海外旅行が楽しくなり、旅行のために英語を勉強したと言ってもいいくらいです。

  • 日本語しか話せなくても行ける海外旅行先がある。

  • 海外旅行先で楽しむためには、翻訳ツールをうまく使いこなすと便利。

  • ツールに頼れない場合もあるので、必要最低限のフレーズを覚えておくと安心。

  • 万が一に備えて、海外旅行保険と緊急連絡先のチェックは忘れずに。

  • 英語ができるともっと海外旅行が楽しくなる。

重要なのはコミュニケーション!日本語しか話せなくても伝えようとする気持ちがあれば、身ぶり手ぶりや簡単な単語だけでも大丈夫。
日本語しか話せないからといって臆病にならずに、海外旅行を楽しみましょう!

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3日目

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