見出し画像

木曜何某作品一覧

私の出版したものを紹介するだけのページです。すべてKindleで購入することができます。Kindleは専用の電子書籍リーダーがなくても、スマホやタブレット、パソコンで読むことが可能です。紙の書籍は、BOOTH(こちら)で購入できます。何かご質問があれば私(@thurstar)まで。

木曜何某とは

1991年、大阪府堺市生まれ。
2012年、自由律俳句と短歌をはじめる。
2013年、木曜屋という名前で大喜利をはじめる。
2014年、大阪で毎月(現在は月二回)行われている「借り家歌会」に参加し、それからほぼ毎回参加している。
2015年、龍谷大学文学部哲学科卒業

短歌なzine「うたつかい」や、短歌サイト「うたの日」にも投稿していた。現在は冊子を作ったり、パンを食べたり、ふすまを閉めたりしている。

ワニの選んだケーキが小さい

冊子

Kindle

発行日:2021年1月1日
分類:自由律俳句集
掲載数:500句
紙書籍:あり

第三自由律俳句集。2020年にtwitterやnoteなどに発表したものや、未発表のものを500句収録している。個人的に表紙の色が気に入っている。

《自選10句》
先の焦げた箸今日も焦げている
レッサーパンダの檻が遠い
箱負けしている
粉チーズの穴の形に翻弄される
触れた指が細い
軒下も濡れる
サンタの胴体は後で食べる
手前の葉にピントが合っている
寄り添わないなら散ってくれ
次は怖くないお面にしてくれ

ペンギンの見る夢は白い

冊子

Kindle

発行日:2020年4月9日、冊子化:2021年1月1日
分類:短歌集
掲載数:200首
紙書籍:あり

第一歌集。2012年から2020年までに詠んだ短歌を200首収録している。このために詠んだ短歌も多く、半分以上は未発表のもの。ひつじのあゆみさんに作った短歌を試し読みしてもらい、選定や修正をして完成した。
(追記)2021年、冊子化に伴い、冊子、Kindleともにレイアウトの変更を行いました。
〈自選5首〉
あと雨が4回降ったら死にますとぽつりもらしたサーカスのクマ
助けてと殺してくれはおなじことピラニアがもうそこまできてる
こんなにも眠くなるのか人間はサンゴの話をしただけなのに
ふるよ、雨だからね昨日みた夢がいつかみた夢へけずられていく
ビリヤード台で寝るからそう言ってシマウマは娯楽室へ向かった

僕らはいつも途中で出会う 上+下

発行日:2019年1月20日
分類:一行詩(?)
掲載数:木曜100行、卵焼100行
読書時間:30~45分
紙書籍:あり

友人の卵焼兄妹さんと一緒に制作した句集のようなもの。Kindleで販売するにあたって、上巻と下巻をひとつにまとめた。お互いに漢字をひとつ選び、その漢字が含まれる文章を作るという形式。詩のような、大喜利のような、よくわからない文章が100セット載っている。あまり深く考えずに読んで欲しい。作っているときは楽しかったのだが、私がもたもたしていたせいで完成までに一年くらいかかってしまった。

〈例文〉
【味】
切れた口の中がチェダーチーズの味なんだエイリアンは (木曜)
水出しの麦茶の味が実家のと同じ味で落ち着く空き巣 (卵焼)
【号】
ネジが見つかって号泣している(木曜)
3号車1番ドアの皆さんおれに勇気を与えて北浜で降りて下さい(卵焼)
【雨】
同じ小雨で君だけ泳いで来たみたい(木曜)
変な名前の市に大雨警報が出た(卵焼)

へぇ、凶暴な象なんですか

冊子

Kindle

発行日:2017年9月18日
分類:自由律俳句集
掲載数:488句
紙書籍:あり

自由律俳句集の二作目。Kindleでの出版に伴い、加筆修正、再編集している。『いつか資源ゴミになる』から一年間で作った自由律俳句をまとめている。今でも気に入っている句が多いように思う。表紙イラストはリベンセイ(@ribenseijin)さんに描いていただきました。

【自選十句】
飛行機雲消えきるまで休憩
大きい門は開かない、裏から行く
駐車禁止の画質が荒い
僕へじゃないさよならが頬をかすめる
ゴミを切ってつなげてくくってゴミ
ヘリで来ていないならそのヘッドホンはなんだ
信号点滅してみんな自分なりの小走り
ゴーヤよけてまだまだ苦い
タイルのつじつま合わせの場所で待っている
距離感を間違えたくて星の話

いつか資源ゴミになる・改

発行日:2019年4月3日
分類:自由律俳句集
掲載数:330句
読書時間:20~35分
紙書籍:無印はあり。『改』はなし。

2016年9月9日に発行した『いつか資源ゴミになる』をKindle出版に伴い、648句から330句に厳選し、一部改稿したもの。2012年から2016年に作った自由律俳句をまとめている。厳選したおかげでずいぶんスッキリした印象になった。
noteでも無料で公開している。

【自選八句】
あきらめた電車がまだ出ない
ごめんの顔が重すぎる
嫌いな奴が気さくで困る
エンドロールまで観る人を好きになる
冷たいスープに飽きる
悪事をぬいぐるみに見られる
逃げ込んだ本屋が混んでいる
パレットからこぼれるほど白をくれた


この記事が参加している募集

自由律俳句

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?