フジテレビで働いていた時の話
私は2000年代初頭、フジテレビで番組制作の仕事を4年間行っていました。その時代は今とは異なり、日常的に深夜までの勤務が当たり前でした。
しかし、その経験が現在のマーケティングの仕事に生かされています。
●自己紹介
・私はデジタルマーケティングを中心に企業のマーケティング部門に15年在籍し、広告プロモーションの全体企画・ディレクションを行なってきました。
・転職も何回かしておりまして、在籍した企業の規模は10名程度のベンチャーから100名規模、1000名規模、今は社員数2万人以上いる、いわゆるナショナルクライアントの宣伝部門で部門長を務めています。
・その意味でいろんなサイズでのプロモーションを経験しておりますので多くの方に共感いただける記事を共有できると思います。
フジテレビでの役割
最初の2年はアシスタントディレクター(AD)として、番組制作のサポート業務を中心に行っていました。タクシーやロケ弁当の手配、小道具の準備などの雑用も担当。
特に印象深かったのは、ダウンタウン浜田雅功さんの番組で、ウーロン茶をタイミングよく提供する役割でした。スタジオに浜田さんが登場し、専用の椅子に着席した瞬間に冷えたウーロン茶を目の前に置く。少しでも遅れると場に緊張が走り、ディレクターに後で怒られました。
フジテレビの独特な文化
自由な勤務スタイル:出社時間の制約が特になく、服装も自由。
独自の自律性:各部門が独立して番組制作を行い、役員への過度な報告は少ない。
多様性の尊重:フジテレビ本体の社員と外部の制作会社のスタッフが同じチームで作業。
今の仕事に生かされるフジテレビでの経験
考え続ける姿勢:制約の少ない環境で、最後まで最良の結果を追求する姿勢。
多様性とのコラボレーション:異なるバックグラウンドを持つ人々と共同で制作を進める経験。
組織の自走性:部門内での強い結束感と、全員が最良の番組制作を目指す姿勢。
若手の成長のサポート:私自身フジテレビで働いていた4年の中で後半2年はアシスタントディレクターとディレクターの真ん中くらいの立場だったのですが、そんな若輩の私も3時間特番の1コーナーを任され、一人で海外ロケまで行かせてもらったこともあります。
特番といえば制作費が◯千万円になるような規模で、そんな責任重大な役割を私に任せてくれた。フジテレビは重要な役割を任される機会が多く、それが自信と経験につながっています。
今でも組織をマネージメントする際に心がけていることです。
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