見出し画像

木は自分の必要な酸素しか作りません

このお椀は
林業で切られ、行き場の無い木材から作りました。

木は、光合成を行い酸素を出しますが、木は夜の呼吸や土に還る時に二酸化炭素を放出します。

つまり
「木が出す酸素は±0」
なのです。
したがって自然界以外に人工的に出した二酸化炭素は何処にも行き場がありません。
事実、問題視されている二酸化炭素の量は石油を燃やした量なのです。

漆器は100%天然素材で作る事が可能です。地球に負担のないモノづくりが可能のはずが、

職人が日頃使っている木材は県外の木で、
中には岩手県→岐阜県→石川県
と巡って運搬時に沢山の二酸化炭素を放出しています。
これでは何の意味もありません。

(それも複数回の市場を経て値段が膨れ、肝心の木を切り出している人は低賃金、それなのに木を切り出す人がいないと現場では嘆いています。)

目の前に山があります。
たった数キロ先の木材を使って本来の職人として、山と木の様子を見ながらモノづくりをするべきだと考えます。

#ちょこっと熱くなりました
#でもこれからは少しこんな事も投稿していきます

#持続可能なモノづくり
#環境問題 
#手しごと
#工芸

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?