ランチは誰と食べますか?気分転換はもちろん、職場フォローのチャンスだったりします③


さっそく昨日の抜粋です。    

マズローの法則によれば、人間の欲求にはピラミッド状の序列に5段階があります。そして、下層の欲求が満たされるごとに、1つ上の欲求をもち、求めていくというものです。

その中で最下層はなんですか?そうです「生理的欲求」です。食事とか生きていくための最低限の欲求が満たされないと、そもそも気力なんかわかないわ!っていうことですね。

先にあげた仲間ができて「社会的欲求」

働くうちに出世だったり、自分のスキルを認めてほしいという「承認欲求」なども出てきます。

マズローさん、まとめてくれてありがとう!とばかりに補助輪代わりにいつも使わせていただいてます。

 

今の流れであれば、一緒に働くのであれば、その場にいるだけの人よりは、

おなかが満たされ「生理的欲求」が満たされるときに、「安全の欲求」を満たせるように居合わせて獲得してしまえばいいのです。

声をかけるきっかけになるし、相手の意見を聞けば一緒になんのご飯を食べるか話すのも楽しい。

一緒に行かないとなれば、そういうスタンスを邪魔しないよというアピールもできる。

  ここまで戦略がわかったところで、具体的な例をあげましょう。

ある日、疑問に思ったことから声をかけようと思ったことから信頼関係を築いた例です。  

【ケース1】


みんなはいつも院内で揃って食べるのに、レントゲン技師くんはレントゲンの控室で一人で食べていました。 ふらっと襲撃したら、真っ暗にしてパソコンの明かりで食べていました。

 「普段は全然しゃべるのに、ごはん来ないの?」と、聞くと
「暗いところで働いてるから、明るいところ疲れるんだ」   吸血鬼のような職業病的なパーソナルスペースですね、想像だにしなかったです。

  「え。たまにランチ遊びに来てもいいの?」 「ああ、それはいいよ。」と軽く答えられました。

仲間とご飯をするのは拒否していないのが分かりました。   相手のパーソナルスペースを確保しながら診療ドタバタしてない日を狙って、月に数回遊びに行くようにしてみました。

仕事の流れについて気になっている話から、ゲームの話やスーパーでの買いものの話、向こうの彼女の行動の悩み、特段内容は決めてないですから話題はあってないようなものです。


その後。


最近ピザ食べてないなという話が出てきました。 それならと「ピザ予約してみんなで暗がりでピザパーティーしよう」と誘ったら、
「俺車通勤だから、誰か一緒取りに行こう。そっちのが安いだろ~」と提案してくれ、看護師数人と技師君でプチランチパーティーをしました。

  別のある日は、 「カレーの出前取るけど一緒どお?」って誘うと、
「俺はいらないけど、看護師ばたばたしてるから俺受け取っておくよ」と、こちらに配慮してくれて迷惑をかけたりしました。

  その数ヶ月後、仕事中バタバタしていて気が付いたら、
「患者さん誘導しておいたぜ」 「納品受け取るなら俺手伝うよ」
と、待合室や処置室まで出てきてくれて、手伝ってくれるようになってました。

本人曰く、手伝ってもいい雰囲気がわかった。手伝うことで、看護師は患者さんとも話せる時間に回ってくれたほうがいい。患者さんもうれしいだろうから、チームとしても嬉しいと言っていました。

まとめ。


ランチする前は相手のペースがわからないから、他職種の仕事に配慮をするゆえに、フォローをすることが失礼かもしれないと思ってくれていたんですね。

   でも、話をしてみたら手伝っても良さそうだというスタンスを感じ取ってくれた。  もちろん、こちらもパーソナルスペースを知ることで、フォローするペースを知ることができました。

きっとランチの声をかけなかったら、ずっと平行線だったでしょう。   実に協力的で、困っているところを見つけるのも上手だったんですよね。猫の手も借りたいくらい走ってましたから、とても助かる回数が増えてびっくりしました。目的の後々のお仕事がスムースにまわるようになりました。 チーム感というよりは、家族の手伝いをしてくれるお父さんみたいな感じで、安心感もありました。 いや、ほんとうにありがとう、助かりました。
  次回もケース紹介をします。  

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