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Prime Reading感想記1『科学的な適職』


Amazon Primeというと大体Videoの方が話題になりますが、私はどちらかと言うと暇潰しにさっと読めるReadingの方を愛用しています。

備忘録のためにも、読んだ本の感想をつけることにしました。

今回は、鈴木裕氏 著 『科学的な適職』です。

内容

自分に合った職業選択をするために、起こしがちな間違い7つ、優先すべき項目7つ、悪い職場の共通項8つを挙げ、その対策と使用できるツールを紹介する。


感想

キャリア形成に関して、わかっていてもなかなか上手く言語化できない問題をまとめてくれている本だと思います。例えば、以前から「好きなことを仕事にする」という言葉に若干の疑問を抱いていましたが、この本ではデータに基づいてその疑問に対する解答を言語化していたので、読んだ価値はありました。

また、問題提起だけでなく具体的な対策方法も述べています。当たり前のようでなかなか気づかなかった、自分の意思決定を三人称で書き出すことで客観的に物事を捉えられる『イリイスト転職ノート』の手法は、転職だけならず今後も色々役立てられそうなやり方でした。

しかし、既存の性格テストを否定し、性格を攻撃型/防御型の2種に分けるやり方は少々乱暴なまとめ方すぎではないかと感じました。参考論文を見ると、もっと細かい分類をしているようなので、筆者がわかりやすいように意訳しただけだと思いますが・・・。


独断と偏見による評価

独自性(他本にない内容か):★★★☆☆

妥当性(腑に落ちる内容か):★★★★☆

役立ち度(今後の役に立つ内容か):★★★★☆

娯楽性(本として面白いか):★★★☆☆

総合:★★★★☆


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