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失敗しないミラーレスカメラ選びのポイント

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ミラーレスカメラは、コンパクトなサイズと高画質を兼ね備えた人気のカメラです。
しかし、市場にはさまざまなミラーレスカメラがあり、選ぶ際にはいくつかのポイントを考慮する必要があります。
この記事では、ミラーレスカメラを選ぶ際の重要なポイントについて解説します。


1.イメージセンサーサイズ

ミラーレスカメラのイメージセンサーサイズは、画質や低光環境での性能に大きな影響を与えます。
一般的なセンサーサイズには、フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズなどがあります。

フルサイズセンサー

高画質であり、広いダイナミックレンジを持つ一方、比較的大型・高価な商品が多いです。
また、35mm換算と言われ、APS-Cやマイクロフォーサーズでもレンズの画角の基準にされています。
他2つに比べて同条件でボケやすく比較的高感度に強くノイズが出にくいのが特徴です。高画質が必要なプロカメラマンは一台は使用しています。
レンズはAPS-Cやマイクロフォーサーズに比べると重く、高価です。
APS-Cやマイクロフォーサーズのレンズを使用すると写真に黒味が出てしまうため基本的には流用できません

APS-Cセンサー

コンパクトさと性能のバランスが取れています。
フルセンサーに比べるとセンサーが小さいため撮れる写真も小さくなります。大型ポスターなどの大出力プリントする場合は注意が必要です。
センサーが小さくなったぶん光を取り込む面積が小さく、高ISOにするとノイズが現れやすくなりますが、最近のカメラであればかなりノイズが現れにくくなりました。
フルサイズと比較すると比較的ダイナミックレンジと呼ばれる階調が少ない場合が多いため明暗の範囲が少し狭いです。
フルサイズと同じF値のレンズを使った場合、フルサイズよりボケにくくなります。しかし近年では開放F値が小さくボケの大きなレンズも多く登場しているのでそれを使用することで解消することが出来ます。
フルサイズに比べ望遠気味になるのが特徴です。50mmのレンズで撮影した場合の焦点距離はフルサイズカメラの75mmレンズで撮影した場合と同じ焦点距離になります。メーカーによりますが1.5倍~1.6倍となります。
フルサイズのレンズはAPS-Cカメラで流用出来ますが上記のように1.5~1.6倍になります。
プロの現場でもこの望遠気味になる特徴を活かし、望遠が必要になる野鳥撮影や子供の運動会などの撮影に使用されることがあります。
フルサイズに比べレンズは軽く安価です。

マイクロフォーサーズセンサー

小型でありながら優れた画質を提供しますが、一部のユーザーには物足りなさを感じるかもしれません。
APS-Cよりも更にセンサーが小さくなっているため、APS-Cよりもさらに写真が小さくボケにくく望遠気味になります。
レンズはAPS-C同様軽く安価です。そのためスマホ写真からのステップアップのため試しでミラーレスカメラをやってみたい方や学生などに人気があります。
フルサイズに比べ焦点距離が2倍となってしまうためマイクロフォーサーズの50mmはフルサイズの100mmと同じです。これを活かし大判プリントしない前提で野鳥撮影や運動会撮影などに使われたりします。
マイクロフォーサーズに力を入れているメーカーもあります。

イメージセンサーサイズは、予算や撮影ニーズに応じて選ぶようにしましょう。

2.解像感と画質

上のブロックでいっぺんに解説しましたが一つずつどういった影響があるのか解説していきます。
ミラーレスカメラの解像度は、写真や映像の細部の再現性に影響を与えます。
高解像度は、印刷やクロップ時の利点がありますが、ファイルサイズも大きくなるため、ストレージや画像処理の面でも注意が必要です。
また、画質は解像度だけでなく、画像処理エンジンやレンズの品質なども関与します。
レビューやサンプル画像を確認して、自分の好みに合った画質を持つモデルを選びましょう。

3.レンズの選択肢と互換性

ミラーレスカメラは、レンズ交換式カメラとしての利点を持っています。
カメラメーカーのレンズラインアップと互換性は、カメラ選びの重要なポイントです。
メーカーは独自のレンズマウントを採用しており、基本的にはそのメーカーのレンズを使用することになります。(メーカーによってはSIGMAやTAMRONなどのサードパーティー製のレンズが使用できます)
将来的に欲しいレンズがあった場合は、互換性のあるカメラを選ぶことが重要です。
また、レンズのバリエーションや品質も考慮すべき要素です。
広角、標準、望遠など、さまざまな焦点距離のレンズが利用可能かどうかを確認しましょう。メーカーのレンズラインアップが十分に充実しているか、サードパーティーのレンズが利用可能かなども重要なポイントです。

4.操作性とユーザーインターフェース

ミラーレスカメラの操作性とユーザーインターフェースは、使いやすさや撮影の効率に直結します。
操作性とインターフェースによってはストレスとなり写真生活をやめてしまう原因となる事すらあります。
一部のカメラは多くのボタンやダイヤルを備えており、高度な設定やカスタマイズが可能です。
一方、シンプルな操作性を重視したカメラもあります。
自分の撮影スタイルや好みに合った操作性を持つカメラを選びましょう。
また、ユーザーインターフェースが直感的で使いやすいかどうかも確認してください。

5.ボディのサイズと重さ

ミラーレスカメラは、一般的にコンパクトで軽量なデザインが特徴です。
しかし、ボディのサイズと重さはモデルによって異なります
長時間の撮影や旅行時など、持ち運びの利便性を重視する場合は軽量でコンパクトなモデルを選ぶと良いでしょう。
一方、大きなボディは操作性やバランスに優れ、ボタンやダイヤルが多く配置されていることがあります。
自分の用途や好みに合わせて、サイズと重さを選びましょう

レンタルで試す

近年ではカメラやレンズのレンタルが一般的になってきました。
人気のカメラはこういったレンタルのラインナップに並んでいるため、購入前にレンタルし使用感や写真の仕上がりを試すのも良い手です。
「さすがにそこまでは…」という方は家電量販店の展示品などを触らせてもらい検討するのが良いかと思います。

まとめ

ミラーレスカメラを選ぶ際には、イメージセンサーサイズ、解像度と画質、レンズの選択肢と互換性、操作性とユーザーインターフェース、そしてボディのサイズと重さなど、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。
これらの要素は、自分の撮影スタイルや好みに合わせて選ぶことが重要です。
詳細な仕様やレビューを調べ、実際に手に取って操作感を確かめることも大切です。
また、オンラインのコミュニティで他のユーザーの意見や経験を参考にすることも役立ちます。
ミラーレスカメラは素晴らしい機能とポータビリティを兼ね備えたカメラですが、自分のニーズに最も合ったモデルを選ぶことが重要です。
この記事で紹介したポイントを考慮しながら、将来的な撮影の楽しみと創造性を最大限に引き出せるミラーレスカメラを見つけてください。


筆者:哉司
1997年から写真をはじめる。1998年から3DCGをはじめ、ゲーム会社インターンを経て映像制作会社でTV番組、MV、CMなどを学ぶ。
2004年にフリーの映像ディレクター、グラフィッカーとなる。
街頭ビジョン、TV番組、自主映画、カメラマン、俳優、Youtubeなどで活動している。

監督出演作「殺し屋ジャスティスレッド」

運営Youtubeチャンネル「自主映画応援チャンネル」


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