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今日はすじだ❣️

お久しぶりです。こんばんは。
今日は友人と一緒に買い出しに行きました。友人は巣立った3人の子どもたちがそれぞれ近くで家庭を持ち、それぞれに小さな孫ができててんやわんやなので、みんなの家を回りながら共働きの家族を支えるために食べ物を差し入れています。
我が家は今のところ娘の家族が近所に住んでいるので時々ご飯を一緒に食べたりする程度ですが、近々娘が仕事を探す予定なので、うちもやがてそうなるでしょう。
遠くで一人暮らしの母にも帰省の際には1人では作りにくい常備菜などを持っていきます。
なので私も彼女も、大量の作り置きは慣れたもの。そもそも彼女と知り合ったのも、教会で一緒にご飯を作っていたからみたいなものなので。

で、2か月に一度ほど彼女の車でコストコに行きます。
今日は久しぶりにすじ肉を見つけたので買いました。(それだけではないけれども)

すじといえばこの本

かなりの使い込みの一冊 SUJI MADNESS

「男の料理 すじ肉」という本です。今奥付けを見たら1996年の出版ですね。
我が家ですじ肉を買ってくると、
この本をとりあえず広げて何を作るか考えるくらいの大事な一冊です。
なおシリーズには「手羽」と「もつ」があります。手羽も同じ時期に購入したので結構使いましたが、モツはそもそも内臓がそこまで好きではなかったので割と最近ブックオフで見つけて買いました。どれもすごく便利です。
西川治さんは写真家ですが、食いしん坊でも有名な方で、食に関する本や写真集をたくさん出しておられます。レシピ本の写真も本人撮影のもので、とても美味しそうに写っているのは食いしん坊ならではですね。

そもそも金沢の実家では(金沢は食に関しては関西圏に属するのか、「肉」とは牛肉のことです)肉は食べても内臓やすじ肉を食べる習慣はありません。金沢のおでんではすじが有名ですが、実家では外へおでんを子供と食べに行くことはなかったです。最初にすじ肉を食べる気になったのは、多分本です。
玉村豊男さんか檀晴子さんじゃないかなと思います。どっちも子供が小さい頃エッセイがあちこちの雑誌に掲載されていました。
恐る恐る当時はまだ100g50円もしなかったすじを1キロ買って、茹でこぼして当時すでに持っていた圧力鍋で茹でました。で、病みつきに。その後、この本を買いました。
ただしすじは肉の売り場でもないところが多く(大手スーパーでは自社の加工場でパック詰が大勢を占めるので、お店で枝肉をさばいたから出るすじが店頭には出ません)わりと手に入れるのが難しいものでした。

2000年くらいにコストコの日本進出が始まり、幕張倉庫店がオープンしました。以来一度も欠かさず更新しています。最初の頃はコストコでもすじを扱っていて、しかもとんでもなく安かったのでたちまち人気になり、業者の買い占め騒ぎまで起きてしまったので扱いをやめてしまいました。その後市場に勤務するようになって、市場の肉屋さんで冷凍のすじが入手できるようになりました。
数年前にコロナ禍の煽りを食って日本から撤退した業務用スーパーのメトロにもツテをたどって出入りができたので、そちらでも冷凍ものは手に入りました。ただその頃は今に比べると円高だったので、オージーの普通の肉が激安で手に入るため、リブフィンガー(牛の肋骨の間の肉)やチャックロールを買っていました。思えばいい時代でした。

まあ昔話はともかく

今回のすじは約2、5キロありました。茹でてアクを思いっきり取って、お湯で洗ってジップロックで500gくらいに小分けして冷凍。大根と煮込んだり、白だしと合わせて肉うどんにしたり、そろそろ固くて食べづらい冬キャベツとボルシチにしたり。

でも実はただしっかり柔らかく煮て、ポン酢しょうゆでいただくすじポンが大好きです。

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