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当たり前を疑う

いつもやっていること。
毎日やっていること。

 これらはとても大切で、生活のルーティーンに入っているものならなおさら。
それについて、何も疑う余地はなくてこれからも普遍的なものと捉えていることはとても多い。

仕事の上でもそういった作業や現象は多くある。
慣れもそうだけれど、当たり前になってくる。

30代前半の時に、そういうことについて信じ切ってしまっている自分が怖くなってしまった瞬間がありました。

仕事では、
「今の作業や活動が当たり前になっていないですか?」
「実はそこに潜在的な課題があるんじゃないですか?」
などと話しながら提案営業をやっている。

にもかかわらず、自分の生活を見返すことはしてこなかった。
「こうすることが当たり前だから」
「みんながこうしているから」
でも、人はそれぞれ持っているものや好み、特性が違う。
ということは、みんながやっていることが実は自分には当てはまっていない可能性もあるはず。

そう思ってからは、生活の中でも色々と試してみた。

昼食を食べない時期があった。

これが一番分かりやすいもの。
というよりも、「お腹空いた」という感覚を疑ったという方が正しいかもしれない。

ある時、広島へ出張に行ってお昼を食べる時間がなかったのでタイミングを逃してしまった。
16時頃の飛行機だったので、急いで空港へ行って売店で1つだけおにぎりを買って機内で食べたところ、それでとても満足できてしまった。
そこで、昼食は食べなくてもいいのかもしれない、という想いが強くなり、お腹を空いたと思ったら食べればいい、と考えるように。

最初は周りの人たちから
「ダイエット?」
「節約してるの?」
なーんて言われることもありましたが、珍しがっていたのは数日で、「あいつは昼食食べないやつ」と思われたら誘われなくなりましたね。
それはそれで寂しいけど・・・

で、発見だったのが、昼休みがかなり長いってこと
昼食選び、並び、買って、食べるという行為にかなり時間を費やしていたんだなと。
だからめっちゃ暇でした(笑)
どうせなら、有効活用しようかな、と思って勉強とかしてみたんですが・・・
その時間で資格取れちゃいましたね。
いやほんとに。ちょっとした自慢。
その資格が今や活躍しているんだから、人生何が起こるか分からない。

そして、また発見だったのが、昼休み後に眠くならない。
これも結構効果あり。
やっぱり満腹になると睡魔が襲ってくるんでしょうね。
だから結構昼過ぎも仕事が捗る。

それから、1食抜いたからってそこまで痩せない、ってことも分かりました。
これは色んな意見があるけれど、ボク自身は1日の総カロリーをどれだけ消費できてるか(摂取ー消費)だと思っている人なので、結局、朝食と夕食でバランス取ってたのかなと。

もちろんデメリットもあって、昼休みに展開された面白いことや話を共有して楽しめないってこと。
営業をしている時は情報収集のためにタバコを吸わないのに喫煙室に入ったりしていたから、これは結構大きかったかも。
なので、違う形で情報収集してましたね。

と、【お昼ご飯を食べる】といった活動ひとつとってもこれだけ色んなことが分かるんだから、きっともっと色んな当たり前を変えてみたら見つかる発見があるんだろうな、と思います。

だから、人には話してないけどやらなくなったことや始めたことは他にもある。
とりあえず気付いたものを試してみている。

働き方も一緒で、当たり前なんてない。

昔から通例や慣例でやられてきたものが『当たり前』という都合の良い言葉で信憑性が高くなってしまっているだけで、本来そんなものなんてないと思う。
就活して大企業に入って昇進して給料が増えて部下ができて・・・
どこで働いてるの?
何やってるの?
いつも言っているけど、それが悪いわけではなくそれができる人はそれをやるべきだし、できるってことは素晴らしいことだと思う。
でも、それぞれが違うのだから、あなたの当たり前がボクの当たり前ではない。
そういう他人目線だったり、多様性を感じながら働いていった方がきっと楽しい世の中になるんじゃないかな。

今は結構お昼ご飯食べますけどね。


GOING MY WAY.

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