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なぜ複業を選んだのか?

 みなさんチームワークしてますか?
No.3代行を事業としてやっているthree.Tのウエツです。
「なぜこの働き方を選んだのか」
よく聞かれる質問のひとつです。
ボクの働き方や内容は色んなところで話をしていますし他の記事でも書いているのでご存知の方も多いですが、実は一番知りたいのはこの辺だったりしますよね。
今回はこのことについて。

会社員時代に考えたこと

 社会人になって10年経つか経たないかの頃、色々な「当たり前」と言われることに疑問を持ちはじめていた。
何が当たり前で何が当たり前でないのか。
それは人それぞれ違うはずなのに、なぜだかボクらの生活に寄り添うように存在している。
誰が作ったもので、本当に万人に当てはまることなのか。
それ以降、今まで「当たり前」にやってきたことを一度疑うようにしてみた。
そのことは別の記事にもしている。

そんなことを思っていると、カラーバス効果なのか類似情報が目に入るようになってきた。
例えば武井壮さんがテレビでこんなことを言っていた。
「1日3食なんて誰かが決めたものだろ?1日8時間寝た方が良い、夜はみんな寝ている、なんて決まっているの?オレはお腹が空いたら食べて、動いて、眠くなったら寝るよ。昼も夜も関係なくね。ゾウは14時間寝るんだぜ?」
恐らくは、この頃の『百獣の王』というキャラ設定に合わせていたのだと思うけれど、考え方は武井さんの根底にあるはず。

 また、キングコングの西野さんはアンチとこんなやり取りをしている。
「芸人=ひな壇って何なの??ボクはボクが活躍できる場所で活動するだけ。テレビに出ていないと芸人でなくなることなんてない。芸人が絵本をつくってなにがいけないの??」
これは結構衝撃的だった。
確かに言われてみればそうだ。
勝手につくられたイメージに沿った仕事をしなければ、なぜだかそれはとても不信感を抱かせ、ちゃんとやれ!だの、真面目に仕事しろ!だの言われる。
誰がどんな肩書を持ってどんな活動をしようと他の人にとやかく言われる筋合いはない。
この後、西野さんは職業を『絵本作家』としお笑い芸人活動をしていた。
絵本作家がお笑い芸人をして何が悪い!と言わんばかりに。

多くの中小企業が取るリスク分散

 肩書なんて正直なんでもいい。
ただ、何かしらワードを持っていないといちいち説明するのが大変だから肩書というものがある。

 ボクが機械メーカーの営業をやっているときは、面会する方のほとんどは中小企業の経営者で、皆さん本当に様々なことを考えられていた。
社員のこと、家族のこと、取引先のこと、設備のこと、お金のこと…
これらは全て「法人(会社)」があって成り立っている。
だからこそ、それらを守るためにこの法人をどう継続させていくかにかなり力を注いでいる。
そして多くの経営者が取るリスク分散方法が、取引先を1社集中型にしないということだった。
1社集中型は、そこの会社が大きければ大きいほど影響力が強く、自分の会社も安泰に近づくと考えられていた。
また、1社の比率が高いため、そこの仕事の技術はより洗練され取引先からも重宝される。
ただしそれは過去の話で、どんな大きな会社でも倒産したり、買収されたり、様々な世の情勢に振り回され、これで安泰というものはなくなりつつあった。
そこで、メインの取引先の比率を30%くらいにするように皆さん努力されていた。
メインの取引先の売上を下げるということではなく、他の仕事を取ってきて全体の売上を上げ、比率を30%に下げるというやり方だ。
業種が違えば扱うものも違ってくる。
技術や知識もそれなりに広く必要になる。
また、取引先が増えれば管理は煩雑となり間接人員を増やさなければならない。
それなりにデメリットも多いが、それを考慮してもやはりリスク分散していく経営者が多かった。
多いところでは、30名くらいの会社で200社取り扱っているようなところもあった。
こうすれば、もし、メイン取引先の状況が悪化しても共倒れすることはない。
管理や仕事が多岐に渡る代わりにリスク分散をしている。
ここでも肩書(取り扱っているもの)は関係ない。
大切なのはどんな活動をしているか、だ。

個人でも同じようにできないか

 ここまでの話でなんとなく想像はついているかもしれないが、ボクの【複業】という働き方はこの考え方がベースとなっている。

なぜ法人はリスク分散を行っているのに、個人となると1社でしか働くことができないのか。
1社依存では、法人の主要取引先と同じように会社がなくなってしまったら共倒れになってしまう。
今は大企業と呼ばれる会社や銀行でも倒産するリスクを抱えている。
そうであるならば、個人もリスク分散をして取引先(勤め先)が複数あってもいいのではないか。

 こう考えていたときもまだ会社員ではあった。
すぐに自分の環境を変えるなんてことはできないので、少しずつ変えていった。

①まずは旅行会社に転職して副業を認めてもらった。
②その後製造業に転職したが旅行業も複業として行っていた。
③さらにボクが理想としている働き方を語ったら「そうすればいい。じゃあうちの仕事もして」という方がいてくれた。だから独立した。
④フリーランスとしてやっても良かったが、法人という社会の仕組みを知るために『法人化』してみた。

正直、個人でも法人でもこの働き方がであればどちらでもいい。
ただし、ボクがこういった働き方で法人化をしていれば、「それ面白いから一緒にやってみたい!」という人が出てきたときにチームになりやすいのは法人だろう。

「副業」はかなり一般的なワードとなってきた。
ボクの次のステップとしては、この働き方を少しでも広めて小さいながらでもチームをつくっていくことだ。
『複業』をチームでやることができればさらに幅は広がるだろう。

チームをチームで支えることができたら素敵な世の中ですよね。


GOING MY WAY.

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