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参観日は1人で発表

6年生の担任の先生ともうまく信頼関係が築けなかった凸凹くんです。
交流クラスの担任の先生を受け入れられず、教室にに行くことは少なくなっていました。

そんなとある日の参観日、凸凹くんが交流クラスのほうで参加する。と言いました。凸凹くんの場合、支援クラス、交流クラスのどちらかを自分で選んで参加するスタイルにしていました。

そして、その日の参観の内容は、住んでいる町のイノベーションについて。
同じ意見を持った子たちがそれぞれ班になり、発表をしていきます。

凸凹くん以外のクラスメイトはリノベーションをして町を活性化という内容で、どういうお店があればいいかなど、それぞれ発表していました。

そして最後の方になって、1人で前に立った凸凹くん。「使われていない建物はすべて取り壊して、道路を広げたほうがいいと思います!」と。「1人で発表か〜いっ!」「みんなと真逆の案か〜いっ!」と母ちゃん、心の中でツッコミを入れつつ、凸凹くんの発表を聞いていました。

理由としては、「緊急車両がまったく通れないから、それを改善する必要がある。」とのことでした。

凸凹くんの母ちゃんが住んでいる町は、本当に道幅が狭いところが多い。火災が起きても消防車すら入れない昔ながらのお家が結構ある。お年寄りも多い町で、体調が悪くなっても救急車は別の場所に車両を停めて、担架で運び出さなくてはならないようなところがあるのも事実。

凸凹くんが言ってることはわかる!だがしかし、現場はなんだかカオスな感じであった・・。1人だけ違う意見って、やっぱり日本文化の中ではあまり受け入れられないというか・・・。                      

だけど、そんな参観後、とある1人のお母さんが「○○くん(息子の名前)1人であんなにしっかり発表ができてすごいね。」って笑顔で話しかけてきてくれた。母ちゃんその時、なんだか救われたような気持ちになったことを今でも覚えている。

そういうふうに声をかけてくれる人の存在って、とても大きい!ありがたい!な^ ^                             母ちゃんも、このお母さんのようになりたいな。って純粋に思いました。

そして、1人だけ意見が違っていても何も恥じることはない!なと、改めて思います。

さて、この参観の日、子供たちが書いた絵が教室に張り出されていたのですが、凸凹くんのこだわりの絵について。次回は書いてみようと思います。

つづく

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