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ラン活①:黒川鞄工房

真ん中の子が4月に年長に上がるため、年明けからラン活をスタートしたので、その記録を書いていこうと思う。

ラン活とは、ランドセルを購入するための活動、である。
もはやこの言葉を知らない親はいないのではないだろうか笑。
正直に申し上げると、私はラン活を小馬鹿にしていた。現在小4の長男のランドセルを購入する際にもラン活なるものはあったが、「しょせん子供が使うランドセルの購入になぜ親がそんなにヒートアップするのか…」と呆れていた。

私がラン活を意識したのは長男のランドセルを見ていて、次ランドセルを買うときはこうしたほうがいいな、というちょっとした後悔があったからである。
長男のランドセル購入時に真ん中の子を妊娠しており、つわりが毎回大変重い私はラン活どころではなかった。近くで出張展覧会があり、特にこだわりもなかったので、そこでぱぱっと決めたのである。
が、実際に4年間使ってみると、いろいろと気づいた点がある。その当たりを考慮して、真ん中の子のランドセルは良く考えてから購入しよう、と考えた。

ランドセルの予算
特に決めていない。6年間使える、丈夫なものだと大体6万〜10万円のレンジになることが多いという印象なので、まぁそのくらいの間で決めたいと思っている。
ランドセルの希望条件
牛革、重すぎない(1,500g以下)、大マチが12センチ以上。
子供の体型・性格
1月生まれ、同学年の全体と比較するとやや小柄。活発。保育園からの帰宅時にはリュックは玄関に投げ入れるガサツタイプ。

まず、去年の11月頃から2023年度入学用ランドセルのカタログ請求を始めた。その頃からカタログ請求を受け付けているのは主に工房系のランドセルメーカーが多いように思う。
黒川鞄工房、中村鞄工房、鞄工房山本、土屋鞄製造所、萬勇鞄、村瀬鞄行、conosaki・・・カタログ請求は無料なので気になるところはとりあえず請求しておいた。そして、1月に入ってから店舗へ実物のランドセルを見に行くという流れである。

まず、1月半ば、「毎年発売開始の3月から5月には売り切れる」と自ら謳っている黒川鞄工房の内覧会へ行ってきた。

会場の様子
パシフィコ横浜の会議室を貸し切って、1時間枠の予約制。感覚的にそれぞれの枠で20〜30組が来ていたように思う。
スタッフの数が少なく、先行内覧会であったからかもしれないが、すべてのモデルを実際に見て、背負える、というだけで、会場内も結構混雑しているのでスタッフに質問する機会はあまりなかった。

ランドセルの感想
感想としては、オーソドックスな容量の大きいランドセル、といった感じである。大マチが13センチあり、小マチとポケットも大きく、使い勝手はかなりよさそうであった。
ナスカンが左右、肩ベルトのDカンも左右についており、長男いわく左右に「両方ついているのは結構便利」らしい。男の子は特に手さげを別に持っていくということを嫌がるので、両方掛けるところがあるというのは便利らしい。

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↑スムース牛革黒×ブルーステッチのキューブ型。キューブ型はへりがないのでかぶせの部分が背中の上のあたりで金具で止めてある構造。

イマイチな点。
気になったのは工房系ランドセルなのにランドセルの下の隅に菊寄せがないことである。
最近はキューブ型ランドセルなるものがあり、小柄な子供でもバランス良く見えるものもあるのだが、キューブ型ランドセルに菊寄せがないのはわかるが、学習院型のランドセルに菊寄せがないのは、職人気質のメーカーではないのかな、といった印象だった。
菊寄せがないだけでなんだか安っぽく見える。実際には牛革の最安ラインナップでも8万弱するので決して安い方のランドセルではないと思うのだが…
金具もピッカピカのシルバー(コードバン以外)だったのも少し気になった。これは私の好みの問題であり、使う本人は全く気にしないと思う。

購入するとしたら。
こちらで購入するとしたら、本人が気に入った「スムース牛革学習院型軽量タイプの黒」。8万8千円なり。
スムース牛革の他にシボ加工の牛革もあるのだが、こちらは光沢感がなくてあまり好みではなかった。シボ加工の牛革のほうがキズが目立たなそうではあった。
黒にゴールドステッチかブルーステッチ、どちらも素敵だった。
本人の背負心地もよさそうで、重いといった感想はなかった。もちろん空のランドセルだが。

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↑スムース牛革軽量学習院型の黒×ゴールドステッチ。立ち上がりの背カンで少し肩ベルトがゆるくてもフィットして見える。

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↑シボ加工牛革キューブ型の黒。今の体型だとキューブ型もしっくりくる。小マチもポケットもふっくらしている。

と、ここまで色々書いてきたが実際に会場で手にとって見れた時間は15分!!
元気いっぱい、ランドセルなんて興味な〜い5才児、1時間も滞在できるわけがない。早々に帰りたい〜となり、しまいには脱走しそうだったので15分で退散した。

次に実物を見に行く際には、カタログとにらめっこし、実物をチェックしたいポイントをしぼってから行こうと決心したのであった。

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