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【第1話】『BTS Monuments: Beyond The Star』


本格的なドキュメンタリー

「Are You Sure?!」見たさに、Disney+へ加入した私。
ここにはBTS独占ドキュメンタリー「BTS Monuments: Beyond The Star」がある、というのも決め手の1つだったんですよね!

早速、「Are You Sure?!」待つ隙間時間にこちらも見よう~とウキウキしてたんですが、わりと手ごわかったですw
『BEYOND THE STORY』の著者であるカン・ミョンソクさんが参加しているだけあって、最初に予想していたより本格的なドキュメンタリーですね!
一本あたり30分ちょいでそんなに長くないんですが、内容がみっちり詰まっててめちゃめちゃ見ごたえがあります。隙間時間に軽く見られるやつじゃなかった……!

内容的には暗く辛い部分も正面から描かれているため、他のDOCUシリーズみたいにBehind的なものを期待してると、たじろぐかもしれません。
体調のいい時にどうぞ!

2023年、デビュー10周年を迎えた21世紀のポップ・アイコンであるBTSが、これまで の軌跡を振り返る。
前人未踏の地に至るまでに経験した、数えきれぬほどの苦悩と挑戦。 そして、初めて明かされる7人の日常と本音。
生きることの意味、人生の目標を見つけるべく走り続ける7人の物語。
BTSの10年。そして、その先のストーリー。

「Disney+」の番組説明より

感想:第1話「始まり」(2013~2015)

異なる環境で育った7人の少年が、「BTS」というチームで繋がるまでの過程。

「Disney+」の番組説明より

「芸術は世界を変えられるのです」というナムさんのスピーチから開始。「CONNECT, BTS」の時のやつですね。

2020年2月。カムバックのため空港に集合するバンタン。
『ON』MV動画と「Map of the Soul Tour」予告から始まるものの、新型コロナが発生し、予定していた公演がキャンセルに。知らせを聞いて絶望するメンバーの姿が印象的です。

当初は悲観的な記事ばかりでした。
"何年続くかわからない"
”ロックダウンすべきだ”
”人々が密集する公演は、今後開催できない”
そういう記事を見て絶望しました。「コンサートは無理だ」と完全に諦めたんです。曲を出す必要があるのかも分からなくて、すごく辛かったです。

SUGAの言葉
2019/12/15ペンミ「Magic Shop」から2021/11/27「PTDinLA」までが、コロナ影響期間

コロナによる公演への影響は2年続きました。
世界中が苦しみ、悲しみや不安に満ち溢れた時間。でも止まってばかりはいられません。これまでを顧みる機会になった、と語るメンバーたちの述懐から、2013/6/12のデビューショーケースへ場面転換。

めっちゃいいこと言ってるのに、ホビの帽子が気になってたまりません。口ついてる……!

同じ帽子がこれしか見つからなかった。おでこにあるのが、牙の見える唇w

当時の僕にとっては音楽が本当に面白くて、勉強以外で楽しんで取り組める新しい世界でした

ナムさんの言葉から、知的刺激に興奮するタイプの少年像が浮かび上がる

ナムさんを中心にできたBTSが、ラッパーグループを経て、ダンスもできるHIPHOPアイドルグループへ変化していった経緯が、ヒョンラインから語られます。
ここで、パンPDからのメンバー評が出ていて、とても興味深いです!

ナムジュンさんは、デモを聞いた時も驚きましたが、実際に会ってみて、彼の深い人間性にも、知識の豊富さにも驚かされたことを覚えています。

ユンギさんは今もそうですが、どことなく闇を抱えている姿に心惹かれました。彼のようなメンバーが一人いるべきだと思ったんです。その闇を悪く表現しない人ですしね。

ホソクさんは、レッスン室での逸話が多い。彼は誠実そのものです。"本当に真面目な子だな"と思いました。

ジンさんは、まさに"ワールドワイドハンサム"。イケメンで驚きました。彼がアイドルグループにいれば、ある程度のファンは獲得できるという思いもw

ジョングクさんは自分に自信を持てずにいて、自分の才能を見せられていませんでした。内に秘めている大きな可能性を表現できていないだけだ、という確信がありました。

テヒョンさんは、魅力も才能も見た目も大分変わりましたね。彼の可能性についても、強い確信がありました。

ジミンさんは特殊です。確かに才能もあるし、魅力的なキャラクターだけど、まだまだだと思ったので、選ばないつもりでした。でも彼のようなキャラクターが絶対にいるべきだと、周りに説得されたんです。
常に自分が正しいとは思いませんし、ここまで言うのには理由があるはずだと思い、受け入れました。あの時我を通していたらと思うと、ゾッとしますよ。

パンPDによるメンバー評。「闇を悪く表現しない人」という言い方が面白い。

すべての時間を練習室で過ごし、練習も徹夜もダイエットも、何もかも辛いのが普通だと思って頑張っていたメンバー。
「逃げ出そうかと」とSUGAが、「好きだったはずのダンスが、ただのキツイトレーニングになってしまった」と、ホビが言ったほどの日々(T_T)

初めて「M COUNTDOWN」に出演した喜びを、SNSに書き込むジン君。夜の公園では7人がファンに向かい、小さなハンドスピーカーで「テレビデビューしました!」と報告しています。
目標は「練習生」だったテテも、TVに映った自分を見て「頑張らなきゃ」と奮起した様子。

ジン君にとっては、もうこの頃には頑張る目標が「応援してくださる皆さんのため」になっていたようで、お誕生日会でARMYへお礼の手紙を読みながら涙がこみ上げるシーンが映っています。
涙を拭いながら、互いにメンバーへの感謝を伝え合う姿が印象的です。

2014/3/3の、グクの入学式。
「うちの子が高校に行きます」
「かわいすぎてどうしよう」
「家では大人っぽいのに」
ってめっちゃ喜んでるヒョン達が尊いw

グクは一年遅れて高校入学したんですよね。
ということは、この時クオズは入れ替わりに卒業してて、宿舎の中で高校生は一人だけ、ということになるのでしょうか。それはマンネ扱いに拍車がかかるでしょうとも( ´艸`)

ホビ21歳の誕生日映像も出てます。家族からの映像メッセージを見て号泣し、皆がもらい泣きしてた時ですね……。
別の道を選ぶべきか悩んだけれど、結局メンバーを信じて運命的な選択をした、と語るホビ。感謝の言葉しか出ません!

思い出を語りながら、
「仕事の合間の車内や、宿舎で色んなことを話して笑ってケンカしたことを、最近よく思い出すんです。あの時間があったからこそ、絆も深まったし……すべてに感謝しています。不思議ですよね」
って笑うジミンちゃんの目が、とても懐かしそうです。

2013/11/4のMMA(Melon Music Award)。
まだ弱小事務所でしかなかったBIG HITから、見事新人賞を射止めたバンタン。大喜びしながら楽屋に帰ってくる姿がかわいい!

でも一気に人生が変わるわけでもなく、他のグループと比較される位置に来たことで、新たな劣等感や焦りが生まれました。

『Boy In Luv』で一位候補になり、このまま波に乗ろうと「アメリカンハッスルライフ」にも挑戦して、トップを狙った『Danger』でしたが、結果は振るわず。

『Danger』は、おそらくメンバー7人全員が”一番辛かった瞬間”に選ぶと思います。”このまま突き進もう”という闘志が消えそうになった時でした。
ぶつかり合いながら走ってきた痕跡が、急に見えてきたんです。

ホビのコメント

ジン君が「僕たちはここで終わりか」と思ったと語り、テテも「バーンアウト」だった、と当時の息苦しさを振り返っています。

映像内では詳しく触れられていませんが、BTSの前にデビューさせたグループが失敗したこともあって、当時事務所の内情がかなり厳しかったようです。
K-POPは練習生時代に事務所がかなり投資するので、デビュー後上手くいかないと回収できません。京都の舞妓さんシステムみたいですね。
賭けの要素が大きい勝負で一度敗れたBIG HITの、最後のコマだったのが防弾少年団でした。

苦しい流れを変えたのが、3rdミニアルバム「花様年華」。
当時の自分たちを映した曲で、苦悩に心から共感し、たくさん泣いたとジミンちゃんが振り返っています。
「自分たちの物語を歌う」というバンタンスタイルがより鮮明になっていったのは、この頃からでしょうか。

初めての一位を取ったのは『I NEED U』、2015/5/8の「Music Bank」でした。呆然としているメンバーの姿に胸が詰まります……!

歌番組で初めての一位を獲得し、行く手に光を見出したバンタン。
「花様年華」でのヒットは彼らを高みへ導いていきますが……次の番組説明が気になります。ドキドキしながら次回をクリック!


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コーヒー一杯奢ってください( *´艸`)