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ただただ、音声はおもしろい。未来を変えるのは何かに夢中になっている人だ。

Voicyエンジニアのせんちゃんこと、千田です。

この記事は、2022年7月に「声で、未来を変える」をテーマに、自分自身が声で話した内容をまとめ直したものです。

詳細が気になる方は以下のPR TIMESでのリリースをご覧ください。

音声プラットフォーム「Voicy」を運営する株式会社Voicyは、「声で、未来を変える。」をもとに、Voicyで働くメンバーそれぞれが掲げる個人理念を発表します。Voicyは、自社の想いと個人の想いをかけ合わせ、人々にとってワクワクする豊かな未来を実現させていきます。ぜひ音声とともに、お楽しみください。

読むより先に聞いてみたいという方は以下からどうぞ。収録以降さらに考えた上でこのnoteを書いているため、noteの方が内容は濃くなっていると思います。

はじめに

僕のメッセージは二つです。

「ただただ、音声はおもしろい。未来を変えるのは何かに夢中になっている人だ。」

#声で未来を変える  というお題を受け取ったとき、その壮大さ、スケールの大きさに、どんな話をしたらいいか身構えてしまいました。漠然と声がもっと活用される未来を想像することはあるものの、そこまで遠くの未来についてクリアに考えたことはなかったからです。

まずはSlackの自分専用チャンネルをTwitterのように使い、とりあえず思いつくことを片っ端から書き出してみるところから始めました。

Voicyは、声でパーソナリティの "人" を届けるプラットフォームです。

「声は感情がダイレクトに伝わる」、「内容以上の情報が乗っている」、「声を聴いているとだんだんとその人のことを信頼できるようになっていく」

これらは声の特筆すべき力であり、いまのVoicyが提供する価値そのものです。何が言いたいかと言うと、きっとこういったことはみんなが話してくれると思いました。笑

音声はおもしろい。

僕は音声というもの自体が好きです。あえて声ではなく音声と書きました。声というと音声よりも上記のような、人の温かみを伝えるもののイメージが先行する気がしており、より広い意味、無機質な雰囲気になることを意識した上で音声と書いています。

すごく音声についての知識があるわけではありませんが、音声にまつわることを知るのは楽しいです。

音は空気の振動で波動の一種です。波には縦波と横波があって、音は縦波です。波長が長い波、つまり低い音の方が障害物の後ろまで回り込みやすいです。

人間が声を出すときは声帯の振動によって気管の空気を振動させます。それが喉の方に伝わっていって、口から外へ出て行きます。このとき、喉や口の形によって音の高さや音色が変わります。ひとそれぞれ声道の形が違うため、声の響き方も異なります。

音声には有声音と無声音があって、上記は有声音についての説明です。子音の多くは声帯の振動を伴いません。sの音などでは、歯に空気が当たる音なんかも使っています。

話し手が発した音声を受け取るのは聞き手の耳です。空気の振動によって鼓膜が振動し、その情報が伝わっていきます。その先の蝸牛では届いた波を周波数成分ごとに分解しているそうです。

また、言語によって使われる音やアクセント、イントネーションが異なること、昔は違う読み方をされていた単語のこと、語源の話などにも興味があります。

他にも、音声をきれいに収録する技術やそのときに使われる機材。収録された音を加工する技術や、ノイズの除去。

深層学習技術の発展によって人間並みの精度になりつつある音声認識、音声合成の技術など。

そしてもちろん、ながら聴きができ、その人らしさが届く音声コンテンツ。人の温かみが伝わる声。

だんだん書くのが大変になってきたのでこれくらいにします。笑
いろいろ書いてきましたが、全く大したことではありません。「こんな基本的なことを大袈裟な」というレベルの内容です。伝えたかったことは、音声に関する領域は多岐に渡っていて、まだまだ知らないことだらけですが、それを知るのは楽しいということです。

夢中の人たちが未来を変えてきた

ここまで、「声で、未来を変える。」の声の部分の話ばかりをしてきました。ここでは未来を変えるについて書いていきます。

僕は、未来を変えるのはいつだって夢中になっている人だと思っています。理想の未来を設計して、計画的にそこに向かっていくようなものではきっとありません。ひとりの人間の力はたかが知れています。最終的にどうなるかなんて知ったこっちゃないけど、ただ目の前のことをやる。そうしているうちに賛同する人が集まってくるかもしれないし、集まってこないかもしれない。その結果、未来を変えるほどのインパクトが生まれるかもしれないし、生まれないかもしれない。そういった類のものだと考えています。

実際どうかは知りません。計画的に未来を変えた人もいるのかもしれませんが、僕はこう考えるのがしっくりきているという話です。

もしかすると、この考えに至っているのは、自分がなにかに夢中になってきた経験があまりないと感じていることの裏返しかもしれません。

ひとつのことを長年続けることは得意ですし、何かをするときの集中力も比較的続くタイプで、むしろ過集中になりがちなのですが、人生の一定期間、他の全てを脇に置いてひとつのことに全力を注ぐということはしてこなかったという、ある種の軽いコンプレックスがありそうです。

若干話が逸れました。

まとめると、こんなにもおもしろい音声の世界を楽しんでいるうちに、いつか未来を変えるほどになったらいいな、というのが僕の想いです。

そして、これをみんなに押し付けたいわけではなく、音声に親和性があるのにまだ音声に出会えていない人たちに「音声っておもしろいんだよ」というメッセージを届けていきたいです。




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普段は、エンジニアとしてVoicyを開発しつつ、voi-chordというエンジニアチームで運営するVoicyチャンネルでパーソナリティをしています。


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