就活準備は何をするべき?⑧グループディスカッション 答えのない問い、問題解決への考え方

就活のグループディスカッションやその他独自選考などでは、正しい答えがなかったり、決まった答えがない問題を出されることがあります。それに対して、自分で調べたり考えたりして解決策を考えたり、企画をしたりしなくてはいけません。

漠然と考えてくださいと言われても何から始めたらいいんだろう。答えはないとはいえ、最後どのような形でまとめるのが正解なんだろうと、わからなかったりしますよね。

何から手を付けていいのか、どのように進めればよいのかなどをお伝えしていきたいと思います。

この考え方は、もちろん就活対策にもなりますが、社会に出て仕事をすると、答えのないことに対して、自分なりに考えて答えを出して、まとめて周りの人に伝えるということをしなければいけない状況が出てきます。どこでも使えて役に立つ考え方なので、ぜひ参考にしてみてください。

どんな観点で評価されるのか

大体答えは決まっていないため、
・グループごとにどのような議論が行われるか
・どのようなアウトプットが出されるか
が注目されます。

その中でも、課題に対しての取り組み方や考え方に始まり、チーム内でのリーダーシップや積極性、立ち位置や態度、振る舞い、他社への接し方を通して、面接とは違った状況で、個人の人間性なども見ています。

テーマを深く理解する

まず最初に行うべきことは、テーマを深く理解することです。
与えられている情報を最大限に活用できたかどうかで、後の議論やアウトプットにも影響してきます。

与えられたテーマに対して、具体的に想像してみましょう。
・それはどんな状況なのか
・いつ
・どこで
・誰が
・何を
・どのようにして
・どんな感じに
・どうなっているのか

具体的かつ正しく把握して想像します。
分かったことから書き出してメモしていきましょう。

背景を考える

前章で書き出した情報をもとに、もう少し深く追求してみましょう。
・それはなぜそうなっているのか
・どのようなことから影響を受けているのか
・どのような要因がそれらを成り立たせているのか

少し視野を広げて、周辺の関連する事柄も挙げておくと良いでしょう。
後でアイデアを出す時にヒントになったり、気づいていなかった大事なポイントが隠れていたりすることがあります。

問題の背景を、想像も交えながら深く考えることは、普段の生活ではあまりしないかもしれませんが、この深く広く考える視点はとても重要視され、評価が高いです。

時間軸を設定する

過去、現在、未来という時間差をつけて考えてみましょう。

・前はどうだったのか
・今はどうなのか
・今後はどうなっていくのか

そうすることで変化や方向性が見えて来ます。
自分たちのチームはその変化や動きの中で、どのような意味を持つ、どのように影響を与えるアイデアを考えるのか、を視野に置きながら取り組みましょう

情報を集める 

チームメンバーで知識や考えを共有して、テーマに関する情報を集結させましょう。調査が許されている場合、関連するトピックについてあらゆる情報を入手しておきましょう。具体的な解決策やアイデアを作るときのための、材料集めのプロセスになります。

課題を発見する

集めた情報の中から、
・1番大切なことは何か
・このテーマでは何が問われているのか
・何が必要なのか なぜ必要なのか
・解決すべき課題は何なのか

というように本質を追求して考えていきましょう。
具体的なビジネス分野はどこに当たるのかがわかるとアプローチしやすくなります。ポイントは誰をどのようにハッピーにするかという視点で考えることです。

解決策を考える

課題が見つかったら、ターゲットとなる層の人を決めます。実現可能性を考えて、条件や範囲を絞っていきます。誰のどの問題をに対してどう貢献するのか、が最終的な答え方になります。具体的であるほどに説得力が増します。

解決策を考える上でも時間軸の設定は重要です。現状の問題がどのように解決され、どう良い状態になるのか、Before Afterのコントラストをしっかりと際立たせましょう。

スタート地点とゴール地点を定めて、その間をどのように埋めるかを考えるのですが、
・ゴールはどこにあるのか
・あるべき姿とはどんな姿なのか
を考えます。

スタートとゴールが定まれば、解決方法やノウハウを考えていきます。課題的な商品やサービス、仕組みなど、解決策を決めてデザインし、作っていきます。
具体的で自由かつ実現可能なものを考えます。

宣伝やプロモーションを考える

解決策の具体的なプランが決まれば、どうしたら知ってもらえるか、使ってもらえるかという宣伝やプロモーションも考えると良いでしょう

逆説の考えで、こういうものはいらない、使わない、というものの例を挙げて、その反対を考えていくのも1つの手です。

使いたくなる商品、サービスとは何か?
それは使うことで得をするもの、面白い、楽しい、便利、使いやすい、嬉しい、もっと欲しいと思えるものです。

ユーザーにとってどのようなメリットがあるか考えで、アピール方法を考えます。

アウトプットにまとめる

最後にアウトプットの作成です。企画書などの作成や、グループごとの発表など。その時々で求められるものはことなります。また、議論だけを見たいので、アウトプットは必要ないという時もあるでしょう。

しかし、どのような議論の結果、どのような答えに至ったのかは、紙に書いてアウトプットすることで、グループの中で認識を合わせられ、まとめることができるのでお勧めです。自分たちの取り組みが客観的に見れます。

方法は、紙にまとめて書くのがシンプルです。考えたアイデアの
・タイトル
・目的 
・ターゲットやビジネスフィールド
・背景 
・何をどう変えるのか
・商品やサービスの概要
・イメージ

などをまとめると、成果を実感でき、発表などする場合も相手に伝わりやすくなります。

終わりに

以上、答えのない問いに対する考え方をお伝えしました。たくさん数をこなすほどプロセスが身に付き、使いこなせるようになります。
実践することが大切なので、ぜひ参考にしてやってみてください。

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