初心者WebエンジニアとプロのWebエンジニアは何が違うのか?
はじめに
私は業務としてコードを書き始めてから、もうすぐ4年になります。
これまでの受託開発や自社サービスでの開発を通して、このようなエンジニアは技術力があるとかこんなエンジニアと一緒に働きたいという自分なりの哲学があります。
正直に言うと、Ruby on RailsやLaravelなどの最近のフレームワークは出来が良いため(私は最近のものしか知らないが。)、ただ動くものを作るだけなら、チュートリアル通りにやれば初心者でも3ヶ月くらいでできるようになるかもしれません。
本来、Webサービスを作るためには、RubyやPHPなどのプログラミング言語だけでなく、データベースやセキュリティなど、たくさん覚えることがあります。しかし、最近のフレームワークでは、ターミナルでコマンドを実行すれば、アプリケーションの雛形がある程度作られるため、それらの知識をあまり知らなくても開発できてしまいます。
ただ動くものを作ることが目的ならば、プログラミングを始めた初心者でも十分なのかもしれません。しかし、実際の開発現場では、ただ動くものを作るだけでなく、読みやすくメンテナンスがしやすいコードやパフォーマンスに問題はないかを考えたコードが書けるかどうかが重要です。
プログラミングを始めた初心者と数年実績をつけたプログラマでは、そこに差が出ます。
なぜ、読みやすいコードを書く必要があるのか。
事業を伸ばすため、Webサービスは頻繁に仕様変更や機能追加をリリースする必要があります。リリース速度が遅くなると事業は伸びません。考えたアイデアがうまくいくかどうかは、リリースしなければわからないからです。もしくは、うまくいくかのシミュレーションをするより、リリースしてユーザーの反応を見た方が速いです。
リリースするためにはコードを修正する必要があります。その時、コードが読みにくいと作業工数が増えてしまいます。また、リリース後に思わぬバグを生んでしまうかもしれません。メンテナンス性の悪いコードの場合、コードの修正量が多くなり、動作確認をする量が増えてしまいます。良いコードを書かなければ、リリース速度が遅くなり、事業にも悪い影響を与えます。
なぜ、パフォーマンスを考慮したコードを書く必要があるのか。
Webサービスをリリースした直後、データベースにあるデータ量は少ないです。しかし、しばらく時間が経つと、データベースにたくさんデータがたまります。大量のデータの中から特定のデータを探し出しユーザーに表示するのに時間がかかるようになります。(どれくらいパフォーマンスが低下するかは、Webサービスの特性によリます。)
Webサービスのパフォーマンスが低下すると、ユーザーが不満を感じたり、Googleがネガティブな評価をするため、SEOにも悪い影響を与えます。
最後に
良いコードを書けるようになるには時間がかかります。初心者の人はまず、動くものを作ることを目標にしてみましょう。その後、技術書を読んだり、コードレビューをしてもらったり。今後、そのあたりの話を具体的にnoteで書いてみようと考えています。
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