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新型コロナ禍で失業中

新型コロナウイルス禍で学校が休みになり、非常勤講師である僕も職を失った。担当している生徒が来年度も支援を必要とするので、4月からはまた授業があるはずだが…

また、本来3月から始まる予定であった新規オープンのホステルでの仕事も工事の遅れと新コロの影響で遅れている。ホステルを経営する会社から先日から何度も不在着信があり、こちらから掛けなおすもまだ連絡が取れていない。今まではすべてメールでやり取りしていたのが、ここに来てIP電話アプリへの入電(携帯電話を所有していないので)である。バスツアーをメインでやっている旅行会社なので、おそらく今はやりの内定取り消しであると踏んでいる。

もちろん、今月の収入がなくても、ローン会社は支払いを待ってくれない(話せば待ってくれるかもしれないが、待ってくれても今月だけだろう)し、国から生活費の補助が出るわけでもない(子どもがいれば別)。なんか、諸外国では行き来をほぼ封鎖しているし、僕が最近よく行っていたベトナムも、昨日から新コロ陰性の証明書がなければ入国できない状態に。検査すらしてくれないこの国ではそんな代物手に入らない。

10代のころ、漫画の『AKIRA』や『ドラゴンヘッド』を読んで、友達同士、この国が(地震や何かで)壊滅状態になり、今までの常識が全く通用しない、無政府状態になればいいのにと半分本気で言い合っていた。

「今の状況と少し近くないか?」「いよいよ戦争か?」「疎開する準備はまだできてないぞ!」という思いが脳裏をよぎる。

いろんな情報が錯乱しているが、数字はあくまで数字。各国政府の自己申告によるものだし、検査の確実性もわからない。致死率はそんなに高くないが、とにかく未知のウイルスだからWHOはパンデミック宣言を出した。しかし、それらすべての情報にに惑わされないように、真実を見据えて行動することが、いま僕らに与えられた課題じゃなかろうか。

既存社会からの脱出に向けて。あなたと一緒に、さあ行こう。