独立・起業しやすい仕事は?!

いくらジョブ型雇用になったとはいえ、JTC特有の気持ち悪いウェットな人間関係や、上意下達は、完全に無くなることはないだろう。そのため、自分でやっていけるほどの実力があるならば、起業しても良いと思う。ただし、創業資金や、キャッシュフローが不足したときへの備え(十分な資産形成)が無いと人生が詰むので、注意したい。ちなみに、総合商社はJTCの王者であるが(年収もステータスも)、独立のしやすさや転職など、ポータブルスキルの面ではコンサルや金融に負ける。しょせん、商社は個々の実力ではなく、会社の看板と権益が大きいからだ。

金融(マネー)コンサルタント

証券会社の社員や、生命保険会社の社員などは、金融(マネー)コンサルタントとして独立できる。実力があれば年収2000万円以上も可能である。なぜならば、富裕層に集中して顧客を選ぶことで収益性が高まる上に、わけのわからない会社の論理でピンハネされることがないからだ。ただし、完全に自己責任になってしまうので、顧客を獲得できないと本当に人生が詰んでしまう。幅広い証券(株式)の知識や、保険の知識、経済の知識、一人一人にテーラリングし寄り添う顧客志向がないと、成功できないだろう。富裕層に人脈があることも必須となる。証券や保険は、最初の配属でエリアが決まるが、ここでできる限り富裕層の多いエリアになれば当たりだろう。なお、毛色は違うが、中小零細企業向けの資金繰りコンサルタントとして活躍する人もいる。地銀や日本政策金融公庫の中小零細企業担当の人は活躍しやすい。併せて、社長個人のマネーコンサルティングもできれば強いだろう。

ITコンサルタント

昔は、ITコンサルティングといえば、アクセンチュアやIBM、アビーム、野村総合研究所だったが、今は雨後の筍のようにITコンサル会社が増えている。人手不足だからだ。起業ではなく、フリーランスとして活躍しても良いだろう。20代から年収1000万円稼ぐことも可能だ。ただし、実力主義なので、失敗すると次から指名されなくなり、人生が詰む。十分に資産形成が可能になる40代以上でないと怖いが、その年代だと一流企業であれば年収1000万円は高確率で超えるので、フリーランスになる意味がない。よって、スケールを大きくできる起業でないとウマミはないだろう。ただし、スケールを大きくするには、人脈が必要になる。誘って入社してくれるほどの信頼関係を構築するのは至難の業だ。よほどの人格者でないと厳しい。

人事コンサルタント

昨今は人事も業務が複雑化し、難しくなっているため、一定の需要はあると考えられる。ただし、企業によって人事施策は千差万別なので、そこが難しい。経験豊富でないと無理だろう。

転職エージェント、ヘッドハンター

ポイントは、何でも屋にならないことだ。自分の得意な業界・職種に特化しないと、リクルートやパーソル、パソナには勝てないと思われる。「SAP」「AWS」このくらい思い切って集中したほうが他社と差別化できると思う。完全に成果報酬なので、やはり、実力が無いと人生が詰む。

塾講師

東大京大や医学部であれば、一定の成功は可能だろう(医学部であれば医師になったほうが儲かるが)。最近は、プログラミングやロボットの塾も増えている。英会話もできると有利だろう。中学受験も加熱しているので、コンサルやヘッドハンターよりは人生が詰むリスクは低いと思われる。

医師

やはりこれが鉄板だ。独占資格なのが大きい。ただし、親から相続できる場合は良いが、そうでない場合は、勤務医として働いて資産形成しないと開業医になれないかもしれない。

飲食店

立地と料理の腕が必須となる。また、SNSなどのマーケティングも必須だ。ただの飲食店ではなかなか繁盛しない。客層を思い切って絞るのが良いかもしれない。オススメは訪日外国人を狙うことだ。英語を話せる飲食店店主はほとんどいないからだ。海外で寿司店を開くのも良いだろう。海外であれば年収1000万円を超える。

YouTuber、ライターなど

これはもう、半分有名人(タレント)みたいなものだ。多少ぶっ壊れた人間のほうが成功しやすい。そのため、昔は社会から疎外されていた人も生きやすくなったと思う。ただし、ヒカキンやフワちゃんレベルの売れっ子になるのはほぼ不可能だ。やはり、専門性を磨いて、教育系のコバショーや、製造業のものづくり太郎など、何かに特化するのが良いと思う。

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