シンプルな電気機器・電子部品がいまだに先進国で生産される理由!(モーター、コンデンサー)

中学校の理科で、モーターを習ったと思う。また、高校の物理で、コンデンサーを習ったと思う。モーターは、電磁気を利用して回転の力を発生させる電気機器だ。意外と大きなモーターもあり、数メートルになるものもある。コンデンサーは、電荷を一時的に蓄えられる電子部品だ。

実は、これらの電気機器は、意外にも、いまだに日本やドイツ、アメリカなどの先進国でも生産されている。AIに聞いてみた(三菱電機とニデック、村田製作所は間違いなく日本国内でも生産している、他は各自調べてほしい)。


モーター

  • シーメンス (Siemens): ドイツの複合企業。産業用モーターをはじめ、幅広い電気製品を製造しています。

  • ABB: スイスの技術大手。産業用モーターやドライブシステムが主力製品です。

  • 三菱電機: 日本の総合電機メーカー。産業用モーターをはじめ、インバータなど駆動機器も手掛けています。

  • 東洋電機: 日本の総合電機メーカー。産業用モーター、発電機などが主力製品です。

  • Nidec (ニデック): 日本のモーターメーカー。小型モーターを中心に、自動車用や家電用モーターを製造しています。
    コンデンサー

  • 村田製作所: 日本の電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサーが主力製品で、世界シェアトップクラスです。

  • TDK: 日本の電子部品メーカー。多様な電子部品を製造しており、コンデンサーもその一つです。

  • Murata (マーベラ): アメリカの電子部品メーカー。コンデンサーをはじめ、様々な電子部品を製造しています。

  • AVX: アメリカの電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサーやアルミ電解コンデンサーなどが主力製品です。

モーターは、用途に応じてすり合わせが必要であるため、日本国内の顧客の近くのほうがすり合わせしやすいし、多品種少量生産にも向いているのだ。コンデンサーの方はよくわからない。

これら以外にも、ボルトやネジなど、高品質なものであれば、日本の町工場がまだまだ生産している場合がある。日本は落ちぶれたといっても、まだまだ製造業が強いのだ。

ただ、おしむらくは、製造業の賃金はコンサルや金融よりもかなり低めであることだ。これはまあ、仕方がない。製造業は途上国の輸入品とも戦うため、価格を上げづらい。そのため、賃金も製造原価となるため、上げづらいのだ。

ただ、中国や韓国、台湾の賃金が最近は高くなってきたので、日本もそれほどコスト競争力で負けていないようになってきた。そのせいかわからないが、工業高校卒業生の求人倍率は10倍を超える。大学文系の定員と、工業高校や高専の定員を天秤にかけるべきかもしれない。

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