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最新情報は古代から 究極理論・ベーシックインカム・評価関数とLLMの接地理解・集合知とダニング・クルーガー効果

天才、苫米地博士との禁断都市伝説トーク!! - YouTube

最新の見識は、古代からの叡智に通じますね!

1) C言語でC言語プログラム・自己が宇宙で宇宙が自己・空即是色色即是空  =アリストテレスを典型に「ノエシス・ノエセオス思惟の思惟」の思考モデルは古代からあります。アリストテレスはプラトンのイデア論を否定しましたが、イデアという情報のスタティックな可能態性デュナミスを、アリストテレスが完全現実態エネルゲイアとしたダイナミックなロゴスと同一とすれば、そこから後の神学に展開します。
 その代表が『ヨハネ福音』の「初めに言葉ロゴスがあった」というロゴス神学です。これの論理展開を中世のトマス・アクィナス等は思考実験しました。存在と本質との区別なく完全なSimplexとして純粋現実態である(神=父)ものは、一切の働きを唯一の働きとし、その働きは自己認識のみである。この自己認識の内に全てのものを認識し、全ての働き(創造)をも働く。然るにその自己認識において懐胎Conceptされるのは自己概念であり、この内に一切が認識され働かれ(創造され)る。懐胎され生まれるのが御子、御言葉ロゴスである。この状態はエネルギー場(聖霊=愛)で現実化される。三位一体論の理解です。  
 この自己のエネルゲイア(エネルギー=波動)を自己認識(観測)すると、その内に様々な固有性(固有振動エネルギー=粒子性)も位置付けられる。宇宙創成の説明になります。

2)ベーシックインカム
 =『マタイ福音書』20章。生産と分配。生産は「資本」か「共産」か。分配は「個の自由」か「普遍の社会」か。そのような主義のため、戦争で多くの死を招く人類。多くの難民、移民を生む人類。ベイシック・インカムの「1デナリオン」。
 「自分のものを自分のしたいようにしてはいけないか」
 天の国についての譬えの表象には、本当に「生産」しているのは「資本や共産によって人類がしている」のではなく、無からの創造の働きであることに留意せよというメッセージを受け取ることができると思います。  
 「分配」は従って、その働きの主の「したいように」することが望まれる。それは一日の労働対価として観る人類の観方ではなく、一日に必要な生活費用、1デナリオンを全ての人に分け与えるという「天の国」の分配でしょう。
 『マタイ福音書』の続く章では、主人から葡萄園を略奪するために主人の僕や息子も殺す農夫たちの譬えが記されています。戦争、即ち土地の覇権争いで人を殺し、主人の息子まで殺してしまう愚かな人類を非難しています。

3)LLMに無い評価関数  
 =自我があることで評価関数が決定するが、もともと空の世界モデルにはその関数は位置付けられない。
 現代に至る科学、特に自然科学が著しい進展を示した状況でも、価値や意味をその観点に持込むことは分子生物学のJ.モノーに代表されるように、タブー視されるようになった。世界観・宇宙観の転換が起こったとはいえ、近代では自然世界を創造主の意図が書かれたもう一つの書物として自然科学研究が展開されていたが、ダーウィンの進化論に至ると生物の進化の方向に(神学的・思想的)目的が認められないものとして提示された。哲学者のデネットは「ダーウィンの思想は眼に見えるもの一切の核心にまでくい込むことのできる一つの普遍的な溶剤もしくは解決である」と述べ、我々人間を含むこの自然世界の一切が、精神も知性もないアルゴリズムのプロセスから生じてきたものであるという、科学的還元主義からの説明をする。情報理論の分野でもC.シャノンが『通信の数学的理論』の発表に当たって、価値や意味は工学的な問題とは無関係であるとし、それを理論の内から捨象した。人類生態学のJ.ダイアモンドは、宗教は人生になんらかの価値や意味を提供するが、科学の視点からするとそれは偽りの説明であり、科学のような説明の為の材料と方法を何も提供できない単なる気休めにすぎないとし、人生の意味を問うこと自体に全く何の意味も見出せないとする。  
 こうした状況を科学哲学のジャン=ピエール・デュピュイは「我々は自分たちの世界についての情報をどんどん増やしているようにふるまうが、その世界はますます意味を奪われていくようにみえる」と表現した。神学者モルトマンも、物理学者ヴァインバーグの「宇宙をよりよく知ることができたと思えれば思えるほど、宇宙は無意味に思えてくる」という言葉を下に、「人間の終末論は、意味のない宇宙に取り囲まれた意味のある生に限定した希望を、私たちに与えるにすぎないのか」と問いかけている。  こうした見識に対し『創世記』の人間創造神話において、神の似姿としての人間は、神の世界創造・存在付与の類比として、価値創造・意味付与をする(名付け)と物語られている。評価関数を設定する自我・主観意識を有する存在であると、説かれています。  
 LLMが言語生成をし、言語理解をしている様に見えても、主観意識を持った接地理解になっていないとされるのは、この評価関数を持てない=主観意識=自我を有していないからだと言えると思います。

4)民主主義:集合知とダニング・クルーガー効果  
 =LLMの評価関数に関して問題とされたのは、学習するデータ・セットがネットにビッグ・データ化された文章言語のコーパスには、知識として評価の低い内容が民主的多数性で確率選択をすると含まれるということです。集合知を論じるに際して問題にされる、ダニング・クルーガー効果です。  
 集合知はダーウィンの従弟で統計学者として優生学を提示したF.ゴールトンが、初めて論文に著したとされます。しかし古来から「三人寄れば文殊の知恵」「複数の熟慮(『旧約聖書』)等、その有効性も示されています。  この有効性は集合知を集合集積知として、歴史的に確認されてきた試行錯誤の結果も集積された情報を連動させることで帰納バイアスをかけた有効知になります。  

 長く書きましたが、こうした古来からの見方に最新の知識と繋がりを見出せるということを理解すると、いっそう、情報進化過程は加速すると思います。  

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