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ドイツ語植物名

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ドイツ語の植物名を集めています。
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記事一覧

「ウルシもの」 Urushi ウルシ 

 読んで、或いは、聞いてすぐに、これは元は日本語であると分かる単語である。日本であれば、…

さがらもりを
1か月前
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 「ツヴェッチュゲ」 Die Zwetschge(ディー ツヴェッチュゲ)

 今回は、表題のドイツ語の発音の仕方からではなく、まずは、筆者の経験談から始めさせていた…

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ジャーマン・カモミーレ german chamomile

 今回は例外的に英語の日本語訳を表題に挙げた。chamomile、英語で「カモミーレ」、或いは、…

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 「ヨハネ雑草」 das Johanniskraut(ダス ヨハニス・クrラウト)

  この言葉の前半Johannisは、別名Johannesヨハネスで、洗礼者ヨハネのドイツ語版である。後…

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イワミツバ der Giersch(デア ギーアシュ)

 複母音ieは、長母音「イー」と長く発音する。さらに、-ierのr字は、音節の〆として、例の通…

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「復活祭の鐘」  Osterglocke (オースター・グロッケ)

 復活祭は、das Osternで、鐘が die Glockeである。  「復活祭の鐘」は、三月中旬ごろから…

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雪小鈴 Schneeglöckchen (シュネーグロェックヒェン)

 雪は、der Schnee, 小鈴が、das Glöckchen で、直訳してみました。鈴、或いは鐘は、本来 die Glocke, これを縮小語にすると、das Glöckchen となる。日本語では、猫が、子猫になるのと同様で、die Katze は、das Kätzchen となるのと同じである。  「雪小鈴」、ドイツでは、二月中・下旬から咲き出す雑草で、白い花を、卵型の小鈴のようにして、しおらしく首を下にさげて、春を告げる花として一番に早く咲く花である。 学名は

天空の鍵  Himmelsschlüssel (ヒンメルス・シュリュッセル)

 Der Himmelをちょっと詩的に「天空」と訳した。即物的に「空」とも訳せる。鍵が、der Schlü…

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獅子の「牙」 Löwenzahn (ロェーヴェン・ツァーン)

 獅子は、der Löweである。Der Zahnは、本来はただの「歯」であるが、獅子との絡みで、「牙…

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「壊血病の草」 Scharbockskraut (シャーrルボックス・クrラウト)

 Vitamin C(ヴィタミーン・ツェー)の不足で船乗りがよくかかる病気が壊血病であるが、その…

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「森師匠」 Waldmeister (ヴァルト・マイスター)

 今日は、2021年4月30日なので、「森師匠」について書く。  森は、der Wald (w音は英語で言…

クマネギ Bärlauch (ベア・ラオホ)

 「クマ」という言葉には、「大きい」(例えば「クマンバチ」)とか「強い」とかの意味がある…

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ナラの木の葉 Eichenlaub (アイヒェン・ラオプ)

 ナラの木は、die Eiche である。複母音 ei は、ドイツ語では「アイ」で、ch のコンビネーシ…

「夜蝋燭」 Nachtkerze(ナハト・ケアツェ)

 夜は、die Nachtという女性名詞で、発音としては、いつもの通り、ch音に気を付けたい。「ハ」音を、喉の奥の方で、「擦る」ようにして発音する。Gute Nacht!(グーテ・ナハト)という挨拶語は、聞いたことがあるかもしれないが、「よき夜を!」ということで、日本語の「お休みなさい」に対応する言葉である。日本語では、午後8時以降が、「夜」であり、その前の、夕方からを「晩」と表現する。この「晩」に対応するドイツ語が「Abendアーベント」であり、それ故に、Guten Abe