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今まで勝手に嫌悪してた「テラスハウス」を本当はちゃんと見てみたいのだ。

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最近よく「テラスハウス」の話題を目にする。

Netflixでは常に"人気急上昇"の欄に君臨しているし、Twitterでもよく呟かれていたりいろんなメディアで「芸能人が好きな番組」に選ばれたりもしている。

実はわたし、恥ずかしながら一度もテラスハウス を見たことがない。

というか、正直にいえば勝手に嫌厭していたのだ。喰わず嫌いならぬ"見ず嫌い"とでも言おうか。


少し調べてみたところ、どうやら「TERRACE HOUSE」は2012年〜2014年までフジテレビ系列で放送されており、その後はNetflixやフジテレビ・オンデマンドで配信されているらしい。

"一つ屋根の下で男女が共同生活をする 台本のないリアリティショー"

とWikipediaには書かれている。

これくらいは流石のわたしも知っている。予備知識としてはこちらの曲がかつてテーマ曲だったということもだ。


なぜこんなにも「見ず嫌い」なのか。それはきっとこの番組に抱くわたしの勝手なイメージが先行しているからだろう。

「素人の男女の恋愛なんか見てなにが面白いの?」

きっと簡単にいえばこうだ。なんとも可愛くないひねくれ者である。
いつからこんな考えになってしまったのかと、ふと思い返してみる...


みなさんは「あいのり」という番組をご存知だろうか?かつてこのテラスハウス同様フジテレビで1999年〜2009年まで放送されていた"恋愛観察バラエティ"だ。(現在はNetflixで配信中)

男女が「ラブワゴン」と呼ばれるバンに乗り、世界中を周りながら運命の相手を探す旅に出る。というコンセプトはテラスハウスの前身とも言える。

当時小学生だったわたしはこの番組が大好きだった。

毎週月曜の23時からという小学生にしたら遅い時間帯での放送だったが、家族全員が楽しみな番組だったのもあってその日だけは夜更かしが許されていた。

まだ恋愛がなんたるかなんて分かりもしない年頃だったが、この番組でたくさんの勇気と感動を覚え、子供ながらに涙もした。
人を好きになることの喜びともどかしさ。共同生活の難しさ。海外旅行への漠然とした憧れ...。そのどれもをこの「あいのり」が教えてくれた。

好きなメンバーが無事両思いで帰国できたときは心の底から嬉しかったし、応援もしたものだ。

「他人の恋愛」がこれほどまでに面白く、興味深かったことはない。


だが、そんな純真無垢な少女もやがて中学生になり、高校生になってくると少しずつ「スレて」きてしまう。時間というのは時に残酷だ。

恋愛のなんたるかを身を以て体験していくうちに、綺麗事ばかりではないことを知ってゆく。決して少女漫画のような「恋物語」が起きないことを悟ってしまうのだ。

「恋愛?くだらない」

そんな時期がやがては訪れて、勝手に失望してしまう。

ああ、本当に可愛くない。


そして大人になって、仕事にプライベートに充実してくるとそんな「リアリティショー」自体を単に見る機会がなくなってしまうのだ。

自分のことで精一杯で、心にも余裕のない時期ってなんだか毛を逆立てた小動物のように、世間に牙を剥きたくなってしまう。なんなんだろうなぁ、あの感覚。

わたしは随分とそんな時期が長かった気がする。

そんなこともあって、キラキラとした男女の恋愛なんかくだらないと勝手に決めつけて遠ざけてきたのだ。今までは。

あとは、自分の中であまりにも「あいのり」の評価が高すぎて今更それに似た「テラスハウス」に感情移入できない気がしていた。

どこか意地を張って見ないでいたところがある。


だがしかし_!


もう時は2020年。いつまでそんなことをわたしは言っているのかと自分に問いたい。こんなにも世間が「面白い」と言っているのだから、きっと面白いに決まっているのだ。

"見ない理由などない"

これに尽きる。

世間で人気な物とか、流行り物を追うことがカッコ悪いとどこか思ってしまう節があるそんな自分を今年は変えて行きたいのだ。

何事も「経験」する前からアレコレいう方がカッコ悪い。

本当はずっとわかっていたことなのにね。


そう、だから今年はそんな捻くれ者の自分にサヨナラをして新たな世界を覗いてみたいと思っている。だから「テラスハウス」、見てみることにした。
男女の恋愛を客観的に見て、共感して、応援もして、心から思いっきり楽しみたい。あの小学生の頃のように。

もしこれがきっかけでどっぷりハマってしまった時には、是非またここで報告できたらなと思う。


無意味な意地は張るだけ損だよね。

今日はそんなお話しでした。ではまた。




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