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The Best 10 Albums 2022


はじめに

おばんです。
MarioHash(マリオハッシュ)と申します。

ちょっと細かい自己紹介は省略しますね。

今回の記事では、僕が2022年聴いたアルバムの中で最も好きだった10作品をランキング形式でご紹介します。

オルタナ、エレクトロニック、プログレ、ヒップホップなど、ジャンルにばらつきのある、そこそこ雑食なリストが完成しました。

僕の紹介を通して気になったアルバムがあったらぜひ聴いてみてください!
どれも素晴らしい作品ですので。
それでは10位から参りましょう。

10.A Light for Attracting Attention/The Smile


Radioheadのメンバーが中心となって結成されたThe Smileの1stアルバム。
「In Rainbows」や「Hail to the Thief」期のRadioheadを彷彿とさせるサウンドが特徴です。
Radioheadといえば、「The King of Limbs」以降、完全にエレクトロニック路線へと移行したイメージがありました。
Thom Yorke達がバンド色の強い作品をまた世に放ってくれるのはファンとして嬉しい限り。

9.Warm Absence/Satchy


便宜的にはR&Bに区分されるかと思いますが、その枠からは少し逸脱しているようなサウンドが印象的。
まったりとした音色・BPMにはFrank Oceanの影響を特に強く感じさせられます。
2022年式「Blonde」とでも言うべきでしょうか。
朝方の眠気が抜けきっていない時間帯に聴くのがオススメ。
不思議な高揚感が味わえます。

8.Topical Dancer/Charlotte Adigéry & Bolis Pupul


ミニマルでありつつダンサブルな楽曲群が耳に焼き付く一作。
メロディーをなぞりつつも所々語りかけてくるようなヴォーカルワークも個性的です。
人間の笑い声をサンプリングして楽曲に落とし込んでいる「Haha」では、ビートボックスのような音楽性も感じさせられます。
エレクトロニックに関する個人的な趣向で言えば、ダイナミックなサウンドも良いけれど、やっぱりこの位に「収まっている」方が好み。

7.Beatopia/beabadoobee


イギリスの若手女性アーティスト、beabadoobeeによる作品。
2000年代オルタナを彷彿とさせるような楽曲からラテン色の強い楽曲まで、幅広い音楽性が垣間見えるアルバムです。
彼女の持ち味である艶やかで甘い歌声も同アルバム内で存分に楽しむ事ができます。
昨年行なわれた「サマーソニック2022」で彼女の生演奏を見ることができたのはいい思い出。

6.Luv 4 Rent/Smino


アコースティックギターをはじめとした、生楽器の音が各所に散りばめられているのが特徴的。
Amineやbbno$のようなメロウなトラップに、アンプラグドの要素を取り入れている音色、とでも言うべきでしょうか。
全体を通してどこか気怠げな雰囲気に包まれているのもこの作品の魅力を押し上げています。

5.Hiding in Plain Sight /Drugdealer


なんとなく都会の夜を連想させられるような、アダルトな世界観がたまらない作品。
ブルースやフォークの要素を取り入れつつ、現代的な録音環境で収録されている点が非常に興味深いアルバムです。
純度100%のバンドサウンドは、この時代だからこそ異彩を放つものであると再確認させられます。

4.black midi/Hellfire


このアルバムは、衝撃度の高さで言えば個人的に2022年ベストでしょう。
プログレ的な複雑極まりない演奏に、雄弁家の演説のようなヴォーカル。
King Crimsonのような美しさと狂気が混在しているサウンドに思わず圧倒されます。
こういった挑発的な楽曲を作るアーティスト好きなんだよなあ。

3.BADモード/宇多田ヒカル


今回の記事で唯一の邦楽アーティストです。
Floating PointsやSkrillexなどの大御所トラックメイカーが制作に参加。「Somewhere Near Marseilles-マルセイユ辺り-」を筆頭に、エレクトロニック好きにはたまらない楽曲がずらりと並んでいます。
なぜ彼女はこんなにも時代に対する順応力が高いのだろう…。
天才という存在の底は計り知れませんね。

2.Being Funny in a Foreign Language/The 1975


「サマーソニック2022」にてライブを観てから僕が虜になったバンドです。
今作は彼らのポップなサウンドにより磨きが掛かっており、今までの集大成といっても差し支えないでしょう。
アルバムのどこを切り取っても多幸感に包まれていて、聴いていると思わず踊りたくなってしまうような楽曲ばかり。
来月の来日公演が待ち遠しくて仕方がありません。

1.Mr. Morale & The Big Steppers/Kendrick Lamar


1位は現代最高峰のラッパーとも名高いKendrick Lamarによるアルバムです。
まずサウンドですが、トリップホップ好きなら必聴ですね。
実際、PortisheadのヴォーカルであるBeth Gibbonsが客演として参加しています。
リリック内では、前作「DAMN.」のリリースから今作のリリースまでにおけるKendrickの様々な思いが綴られています。
この作品を通じて僕はKendrick Lamarにどハマりしまして。
「To Pimp A Butterfly」を始めとした過去の作品群を聴き漁ったのはもちろん、彼の自伝である「バタフライ・エフェクト」も読んだり、彼の存在に大きく傾倒した1年でした。
そんなKendrick Lamarは今年「サマーソニック2023」にて5年ぶりの来日が決定。
みんな観に行こうぜ。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

2022年はビートボックスシーンから離れていた分、色々なジャンルの音楽を聴いたり、音楽に関する書籍を読む機会が増えた1年でした。

正直僕はプレイヤー/アーティストとしてのアウトプットが得意な方ではありません(好きだし、いざやると楽しいけれど)。
代わりに、自分が見聞きしたものを記事などを通して皆さんに共有していけたらなと考えています。

もちろんビートボックスに関しても、今年は沢山聴いて個人的な意見を発信していくつもりです!

今後ともどうぞよろしゅう。

良ければ。 記事作成の励みになります。