オタクって最高だな
今、「オタクに恋は難しい」という映画が公開中だ。
ある理由から何度も予告編を見た。
が本編は観ていない。福田雄一監督作品だから確実に面白いのだろうが、まだ観ていない。
前、映画館に行った際も、時代に流され、「パラサイト 半地下の家族」を観た。
そんな私が最近気づいたことは「オタクって最高だな!」である。
私の言うオタクとはアニメやアイドル等少し前に言われていたアキバ系オタクではなく、
それも含めた「周りが見えなくなるほど、一つのことに没頭するひと」という意味である。
私は転職活動の中で、自己分析や履歴書の内容を考えていた。
履歴書には「趣味・特技」という欄がある。
さて、私の趣味・特技はなんだ。人よりも没頭しており、これ!と言えるものは何だ。
(面接のための履歴書の場合は当たり障りのない趣味や面接官と話の広がりやすい趣味の方がいいかもしれないので、履歴書に書くべきことは少し違うかもしれないが)
私の趣味は、、、何だ。
私の友人に趣味のない人がいる。
前職の会社の先輩なのだが、趣味がない。土日やることがない。
料理教室に通ってみたり、いろいろ趣味を作るために努力をするもできないそうだ。
では、私の趣味は何だ。
一つはサッカー観戦だ。
イギリスのリバプールFCというチームが好きで、夜中起きて毎試合観ている。
中学生の時から好きだからかれこれ13年ほどか
頭の中は常にリバプールのことで一杯だ。
寝れないときはリバプールの次の試合の予想スタメンを考えながら寝る。
心地よい睡眠が保証される最高の睡眠導入剤だ。
いい趣味だと思う。
そしてここ数年でもうひとつ増えた。
それは欅坂46だ。
3年前の仕事終わりに音楽番組をぼーっと観ていたら欅坂46の「不協和音」のパフォーマンスをしていた。
観た瞬間脳天に雷が落ちた。
平手友梨奈にやられた。凄かった。
そこで私の高校時代に部活の中で流行ったAKB48以降止まっていたアイドルというものがアップデートされた(欅という漢字の読み方や乃木坂46さえ知らなかった。)
今年は時間があったため、欅共和国や東京ドームも観ることができた。
私はファンとオタクの中間地点にいる。
ライブは観たい。曲を聴く。TV 番組も観たい。が握手会には行こうとは思わないし、特定のメンバーの推しではない。とりあえず欅坂46とそのメンバーのパフォーマンスを観たいし、活躍を応援したい勢である。
そこで私は新たな欅坂46という趣味を得たとともにたくさんの色んな人がいる事を知った。
ライブに来る人はほんとに老若男女、応援スタイルも単独の推しの特攻服を着ている人もいたり、平手さん信者なるものもおり、ネットにはもちろんアンチというなのファン?もいる。
でも、みんな欅坂46のことに熱弁をふるえるし、時間も労力も捧げれる。
とても素晴らしいことだ。
私はオタク(周りが見えなくなるほど、一つのことに没頭するひと)文化の一片を感じ、没頭することの良さを知った。
25歳になるまで知らなかった。
これまでは流行に乗った音楽を聞き、友達と仲良くいろいろ広く遊んできた。
それも良いが、何かに没頭し、深く深く一つのことを知ることがこんなにも有意義で自分の糧にもなり得る。
この経験をしてから私は興味があることに没頭していく癖がついた。
運転中に聴くラジオの良さを知り、芸人の深夜ラジオを聞き始めた。
今では完全なリトルトゥース(オードリーANNのリスナー)である。
オードリーオタクになった。(2月24日は椅子破壊記念日だった)
そこからCreepy Nuts ANN0を聴き、菅田将暉ANN、佐久間さんANN0へと流れていった。HIPHOPも聴き始め、菅田将暉の作品を観、ゴッドタンも毎週観ているし、ウレロも観た。
とにかくラジオ一つで人生に楽しみが増えた。
ミーハーだった大学時代。常に広く浅く川面に浮くアメンボのようだった。
川の中深く私には何かよく見えないものに没頭するオタクを自然と忌み嫌っていたアメンボの自分に言ってあげたい。
「さあ、潜れ!!!オタクになれ!!!楽しいぞ!!!」と
徒然なるままに、つらつらと、あったこと、感じたこと、考えたことを言語化する練習